ベネツィア映画祭会場リド島のビーチでリゾート気分。本島から水上バスで15分

ベネツィア本島には泳げるようなビーチは(たぶん)ありませんが、本島から水上バスで15分で行けるリド島には、ヨーロッパのリゾートらしいビーチがあります。

ベネツィアの街は目的なしに歩いているだけで楽しく、どこを切り取っても絵になる、信じられないような場所です。旅行の好みを「街歩き派」と「リゾート滞在派」に分けるなら自分は断然前者で、ベネツィアなら2、3日でも飽きることなく散策していられます。

でも、「リゾート滞在派」という人も確かにいて、今回は同行者がそのタイプで、時期的にも海を楽しむ季節だったので、以前ベネツィア映画祭を見に行ったことがあり多少土地勘のあるリド島へ、ビーチを求めて行くことになりました。

 

透き通るようなブルーの海、ではありませんがリゾート感あります。

イタリア人に言わせると、ベネツィアが面しているアドリア海は、対岸のクロアチアなどがあるバルカン半島との距離が近いため多少の淀みがあり、そんなに綺麗な海ではなく、地中海こそが至高ということらしいです。

たしかにイタリア南端のプーリア州や、シチリア島の海は本島に美しいです。

ベネツィア本島から水上バスで15分、リド島のビーチは、地中海のように透き通るようなブルーの海ではなく、波も穏やか、海水もやや生ぬるかったですが、ビーチにずらっとコテージが並んでいる様子は、ヨーロッパのリゾート地という感じがします。このコテージのような小屋を有料で利用できるシステムになっています(後述)。砂浜にシートを広げている人はいませんでした。禁止なのかもしれません。ちゃんとした海水浴場なので、監視員もいます(↓写真左に監視台)。写真でもある程度伝わるかと思いますが、とにかくほとんど波がなくて穏やか。波打ち際まで行って写真↓を撮ってみましたが、海水は一応透き通っています。ただ、けっこう生ぬるい。この数日間38度前後の猛暑日が続いていたからかもしれませんが。沖縄やハワイのような海でないとリゾート気分が出ない、というような人には物足りないのかもしれませんが、8月上旬というハイシーズンの割に人も少なく、客層もちゃらちゃらした感じがなく落ち着いていて、とてもリラックスできるビーチだと思います。

 

ベネツィア本島からリド島への行き方

サンマルコ広場近くの水上バス停留所「S.Zaccaria」から乗りました。(ホテルでもらった地図をお借りしました)

水上バスの番号 この時(2018年7月)は、1番、2番、5.1番の水上バスがリド島行きでした。季節によって時刻表や路線が変わってくるようです。

最新の時刻表と路線は、水上バスの運行会社「ATCV 」のホームページで確認できます。
actv.avmspa.it/en
フロントページ上部にあるタブ「TIME TABLE」→「WATERBUS TIMETABLE」と進み、ページ下部の「ACTV public transport timetable 」 をクリックすると時刻表のページへ。

水上バスの運賃 1回の乗船につき7ユーロ。1日乗車券が20ユーロ。リド島往復のほかにも水上バスを使う予定があれば1日乗車券のほうがお得です。

所要時間 サンマルコ広場近くの停留所「S.Zaccaria」からリド島へは、水上バスで約15分。

 

リド島へ着いてからビーチまで

リド島のビーチは、管理会社によっていくつかに分かれていて名前が付いています。今回行ったのは「Spiaggia 4 fontaneという名前のビーチ。

リド島の水上バスターミナルからこの「Spiaggia 4 fontane」まで1,4km。

歩いていくこともできますが、リド島はベネツィア本島と違い自動車が走っています。今回はタクシーで、まず「Hotel Excelsior Venice」まで行くことにしました(9ユーロ)。「Hotel Excelsior Venice」は、ヴェネツィア映画祭のメーン会場のすぐ近くにあり、映画祭期間は関係者などで賑わい、華やかな雰囲気になるホテルです。

このホテルはプライベートビーチも有しており、海沿いに建っています。

ホテルから海沿いの道を歩き(約600m)、今回利用したビーチ「Spiaggia 4 fontane」の管理事務所へ。

 

ビーチの管理事務所で小屋の利用料を支払います。1日130ユーロ。

今回利用したビーチは「Spiaggia 4 fontane」という名前が付いていて、このビーチと、ビーチに並ぶ小屋を使うには、管理事務所に行って利用料金を払わなければなりません。

ここ↓を入っていくと、右にバール、左に管理事務所があります。

ビーチの管理事務所、地図ではこのあたりです↓

ビーチに並ぶ小屋は、実は3列になっています。2列目と3列目の小屋からは海が見えないのでその分、利用料も安くなっています。

小屋の利用料金
1列目の小屋:1日130ユーロ
2列目の小屋;1日100ユーロ
3列目の小屋:1日84ユーロ
午後2時から利用の場合
1列目の小屋:65ユーロ
2列目の小屋;50ユーロ
3列目の小屋:42ユーロ
★1週間、さらに1ヶ月借りた場合の料金設定までありました。優雅ですね。

小屋の一つ一つはこんな作り↓。ドアの中は更衣室兼物置き場。サンベッドや椅子も、各小屋に備え付きなのでもちろん使えます。いい感じで日差しを遮ってくれる作りになっているので気持ちよく寝られます。隣の小屋は、老夫婦2組のグループでした。大部分が家族連れで、さすがにティーンエイジャーだけのグループはいませんでした。そういう意味でもとても静かなビーチです。

 

ベネツィアに3泊するなら1泊リド島はありかも。

冒頭にも書きましたが、自分はビーチでのんびりするよりも街を歩きたいタイプですが、このリド島のビーチでは「リゾートも悪くないなぁ」と感じました。

リド島は、本島から水上バスで15分ですが、本島に比べてホテル宿泊費も幾分リーズナブルなようです(特にオフシーズン)。

でも1泊しか時間がとれなかったら、やっぱり本島のホテルに泊まりたいです。

車が存在しない迷路のような水上都市の夜の散策も格別なものがありますし、朝早くまだ観光客がいないサンマルコ広場からの海の眺めも本島に素晴らしいです。

3泊の時間がとれたら、1泊リド島というのは「あり」のような気がします。

いずれにしても、「リゾート派」も満足させてくれるベネツィアは本当にすごいところだなと改めて思いました。

(おわり)