旧市街に隣接「ガリバルディ」再開発地区、旅行者的には…

ミラノ・ガリバルディ地区を見てきました。写真を見ると、これがイタリアの街だとは思えません。。2015年ミラノ万博に合わせて、大々的な再開発が行われたエリア。

スキーウェアメーカーで近年ダウンジャケットが人気の「Colmar」の直営店を見に行ったら、この再開発地区にあったので、ついでにざっと見てまわりました。

最寄りは地下鉄「Garibaldi」、中央駅からも1,5km

このガリバルディ地区、最寄りの地下鉄駅は「Garibaldi」。ミラノ中央駅から緑のM2線で2つ目。

ランドマークは「Unicredit Tower」、その真下「Piazza Gae Aulenti」という円形の広場↓↓を中心に商業施設が広がっています。

ミラノ中央駅を背にして右斜め方向(地図で言えば中央駅の南西)のエリアにホテルをとっていたら(シェラトン、クラウンプラザ、ヒルトン、UNAホテルなど)、歩いても15〜20分程度。

ミラノ中央駅を正面口から出ると前は広場。右方向に「Grattacielo Pirelli」という高層ビル↓↓が見えます。ガリバルディ再開発地区は、方向的にはこのビルのさらに向こう側。この「Grattacielo Pirelli」という高層ビルがなかったら、ガリバルディ再開発地区のランドマーク「Unicredit Tower」↓↓も、中央駅から見えるはずだと思います。

 

いわゆる複合商業施設です

何百年前とほぼ変わらない古い街並みが残るイタリアの、他のどの街でもこんな再開発は不可能だと思われます。なので、イタリア人にとってはいい観光スポット。社会科見学風の学生グループ、ミラノ近郊から来たと思われるイタリア人グループなどで賑わっていました。

ただ、自分にとっては、何だかイタリアじゃないみたいで、日本によくある六本木ヒルズなどの複合商業施設という印象でした。

「商業施設」といっても、店舗の数もそこまで多いわけではありません。

トリエステのコーヒーメーカー「illy」のカフェと、スキーウェアメーカーで近年ダウンジャケットが人気の「Colmar」の直営店↓「illy」は、エスプレッソカップやマグカップなどのデザインも、よくアーティストとのコラボレーションをしたりと、洒落ています。これは、歴代の「illy」のロゴをモチーフにしたエスプレッソカップ↓↓。 

今回の目的はこの「Colmar」の直営店↓↓ イタリアで唯一の直営店ですが、やや期待外れ。後ほど行ったデパート「Rinascente」内の「Colmar」売り場で十分という気がしました。

地下にあるスーパー「Esselunga」↓↓。これは、旅行者的にも使えるかもしれません。いくつかあるスーパーマーケットチェーンの中で、最も物流システムや品質管理がしっかりして、値段も安い、いいスーパー。このGaribaldi地区に合わせた高級バージョン、のようになっていなくて、他の店舗と全く同じ。

高級食材であれば、ここから約500mの「EATALY」のほうがいいですが、「Esselunga」はイタリアの人が日常的に使っているスーパー。

勉強不足でした。。

あまりにイタリアらしくなくて、何となく落ち着かないまま、このエリアを離れようとすると、すぐにこの街並み↓↓ミラノらしいアパート群です。つまり、古い建物が残るイタリアらしい街並みに隣接するような形で、この再開発地区があるわけです。

よく知りませんが、たしかパリにも、アバンギャルドな建築物などで話題になった再開発地区があったと思いますが、場所はパリ郊外だったと思います。

このガリバルディ地区は、ドゥオモからも直線距離で、たったの2,5km。旧市街地区までは1kmちょっと。その特異性を考えると、ちょっと見方もかわってきます。変わった外観だったので、何となく写真におさめておいた、矢印の高層マンション↑。後で調べてみると名前は「Bosco Verticale」。Wikipediaにもありました。Bosco = 森、Verticale = 垂直、なので「垂直の森」と訳されています。

「Verticale」という単語は、縦横の「縦」という意味もあって、「縦の森」でもいいような気もします。

ミラノの旧市街から1kmちょっとしか離れていない、つまり大都会のほぼ中心に緑を取り入れていこうとしたら、それが縦方向になったということでしょうか。

ちなみに、はみ出したテラスに植えられた植物は、マンションの住人ではなくデベロッパーが管理しているということです。再開発地区の完成予想図↑ですが、かなり大胆なスペースを公園と思われる緑地に割いています。

旅行者的には見どころの少ない商業施設、という自分の印象は、あまりにも無知でした。

建築、都市開発に興味がある人にとっては、かなり面白い題材のようです。

面白い店は周辺地区に

商業施設のわりに店舗も多くない、と書いたのですが、これも後で調べて知ったのですが、このガリバルディ地区につながる「Corso Como」という通りが面白いらしく、数年前から尖ったエリアとして注目を集めているようです。

なんでも、この「Corso Como」の10番地にある「10 Corso Como」というセレクトショップは、雑誌Vogueの編集長が作ったらしく、この店の成功もあり、一層この通りに面白い店が集まるようになったということです。

せっかくミラノまで行ったのに、いろいろと見落としてしまいました。。ときどき行って、情報をアップデートしないとだめですね

(おわり)