日本に一時帰国するとき、スーツケースに詰めて持って帰るものは、だいたい同じものになってきました。
ワイン、オリーブオイルなどの瓶類をかなりの本数、緩衝材に包んでパッキング。けっこう面倒な作業です。
① 白ワイン「ミュラートゥルガウ(Müller Thurgau)」 ドイツの「ミュラートゥルガウ」という葡萄品種のワインですが、オーストリアと国境を接するアルト・アディジェ州でも生産。
ワインは好きだけど味の違いはそんなに分からない自分には、こういう飲み口がすっきりしていて、分りやすいものが合うみたいで、どこの生産者のものを飲んでもいつも美味しく感じます。
和食にも合うので、よく日本に持って帰ります。価格は8〜15ユーロ。アルト・アディジェ州産ですが、普通のスーパーにもあります。
②ランブルスコ(赤の発砲ワイン) エミリアロマーニャ州のモデナやレッジョエミリアで生産。日本から友人が来た時は必ずこのランブルスコを飲んでもらいますが、みな気に入ります。
渋みがなくて、赤ワインが苦手な人も飲みやすい、葡萄ジュースのようなワイン。発砲のさわやかさがこってりした料理によく合います。
凝った料理を作る必要はなく、日本に帰ったときは、よく、ランブルスコに合わせるためにミートソースを作ります。値段も5〜8ユーロと手頃。
ボローニャ、モデナ、レッジョエミーリア、パルマ以外の町では、種類はあまり見つからないのですが、個人的にはランブルスコ・ベスト3というのがあります。
③バルサミコ酢 長い年月熟成させたバルサミコ酢は別ですが、そうでないものは普通のスーパーでも置いています。
凝った料理だけでなく、サラダに使うのがおすすめ。バルサミコ酢、オリーブオイル、塩でサラダを食べるようになってから、ドレッシングを使わなくなりました。
バルサミコ酢は、日本の普通のスーパーにも置いてあるので、日本になさそうなメーカーのものを選んで持って帰ります。
④オリーブオイル ↑写真↑手前の瓶が500ml、奥の瓶が750ml。こちらでは標準の大きさですが、日本に売っているものはもっと小さい瓶なので、オリーブオイルは毎回必ず日本へ持って帰っています。
⑤ビスケット スーパーに行くと、ビスケットだけのコーナーがあって、お得パックのような大きい袋に入った各種ビスケットが売っています。
ビスケットはおやつではなく、れっきとした朝食で、こちらの人はビスケットをカプチーノに浸して食べたりしています。
おやつではないということもあってか、シンプルでそんなに甘くないので、日本人にはおやつに丁度いいです。
ビスケットコーナーにはいろいろなメーカーと種類のビスケットが売っていますが、定番は、この「Mulino Bianco」。パスタメーカー「Barilla」のお菓子・パン向けのシリーズ。
「Mulino Bianco」シリーズの中にもいくつかの種類のビスケットがあり、自分は↑写真内下段の「Macine」をよく買って帰ります。
⑥イッリー(illy)のコーヒー 写真はスーパー「coop」のコーヒー売り場なので、coopのプライベートブランドが場所を占めています。
他にも、Lavazza、Segafredoなどのメーカーがありますが、やっぱり「illy」を選んでしまいます。日本でも売っているので、誰かにあげるときは日本であまり見ない「KIMBO」のものを持ち帰ります。
⑦ Lindt のチョコレート イタリアの高級チョコレートなら「Venchi」や「Domori」などもありますが、スーパーでも普通に買えるチョコレートの中では結局「Lindt」が最強のように思います。
スイスのメーカーなので、イタリア土産にはならないのですが、↑写真↑の色違い、黒パッケージのビターが買えたら、よく持ち帰っています(たぶん、冬場しか出回らない)
⑧パルミジャーノの粉チーズ パルミジャーノ・レッジャーノチーズのブロックもいいのですが、粉チーズは軽くて手頃(2ユーロぐらい)。
手軽に誰かにあげたりもできるので、いつも多めに持って帰ります。パスタにかけるのはもちろんですが、例えばルッコラに粉チーズとバルサミコ酢、オリーブオイルで食べると美味しいです。
意外と賞味期限が短いので、よく見て、少しでも長いものを持って帰ります。
以上、全部食べ物になってしまいましたが、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の化粧品類も頼まれてよく持って帰っています。
(おわり)