ドゥオモから数分という立地に、こういう良心的な店が残っているのは、近隣で働く人にとって、もちろん観光客にとっても、とても有難いことだと思います。
- 店名:Al Cantinone BAR
- 住所:Via Agnello, 19, 20121 Milano (google mapで見る)
店名の「Al Cantinone」で検索すると、同名のトラットリアの情報が多いですが、併設されている「BAR」のほうで、昼食をとりました。
「Al Cantione」のBARのほう↓
「Al Cantione」のトラットリアのほう↓
地元客で混雑必至、12時過ぎに入店を
この地図↓は小さいのでドゥオモが入っていませんが、下にずらせば、「Al Cantinone」のすぐ下がドゥオモ。
観光地の中心部にある店はだんたんツーリスト向けになり、すれていくものですが、ここは地元客で賑わっています。
12時過ぎに入店すると、スーツを着たサラリーマン、作業服を着た建設現場作業員、おばさんグループなどで、もう8割ぐらい埋まっていました。
12時台にこれだけ混んでいるのは、昼食時間が13時以降のイタリアでは、いい店の証です。BARなので、店内はそこまで広くなく、席数も多くありません。13時以降だと満席と思われるので、12時過ぎに行ったほうがいいです。
ブッフェを指差し注文
まずは、レジで会計。パスタだけ、肉などのメーン料理だけ、という頼み方もできますが、セットになった定食「Piatto unico」を注文。支払い時には料理の種類まで選ぶ必要なく、となりのブッフェで見ながら選べます。レシートをもらって、隣のブッフェカウンターへ↓。バスタ類から1つ、肉などのメーン料理から1つ、野菜などの付け合せから1つ、指で差して注文。店の人が1枚の皿に盛ってくれるので、それを持ってテーブルへ。飲み物は逆サイドにあるバーカウンターまで取りに行きました。パスタをグラタンのようにオーブンにかけたもの、牛肉とキノコのトマト煮、ほうれん草。1つの皿に盛ると、食堂の定食みたいで見栄えがあまり良くないですが、味はしっかりしています。
併設のトラットリアと中で繋がっているので、そちらの厨房で作られたものをBARでも出していると考えて間違いないです。牛肉がしっかり煮込まれいて美味しかった。安ければなんでもいいわけではありませんが、イタリアのBARで昼食をとろうとすると、ボウルのサラダだけで6〜7ユーロだったり。ほとんど調理されていないものに、そういった値段設定をする店が少なくありません。
一方、この「Al Cantinone」はミラノのど真ん中という立地にも関わらず、トラットリアの厨房で調理されたものを、パスタ、肉、付け合せ、すべて食べられて10ユーロ。本当に良心的です。
アペリティーボ(食前酒)タイム、併設のトラットリア
自分はまだ行ったことがないのですが、夕方には食前酒タイム(アペリティーボ)に、ブッフェ形式で軽食が楽しめるそうです。ブッフェに飲み物が付いて、10ユーロと聞きました。
これもすぐ満席になってしまうそうです。
併設のトラットリアは、外から覗いただけですが、クラシックな雰囲気の内装。Googleのイタリア人の口コミを見ても、なかなか評価が高いです。→ その後、ここで夕食する機会がありました。それについては、こちら↓に書きました。
参考までに英語併記メニューの一部(前菜と1皿目)↓。クリックすると拡大写真になります。(おわり)