けっこう簡単に見に行ける「ベネツィア映画祭」

9月上旬に開催

カンヌやヴェネツィアの映画祭というと、レッドカーペットを歩く俳優や監督の映像をニュースで見ても、遠い世界で行なわれている、映画関係者やマスコミ、コアな映画ファンのためのイベントというイメージがあるかと思います。

が、注目作やハリウッドスターが出演したりするものでなければ、チケットは比較的簡単に購入でき、メーン会場(映画館)「Sala Grande」での鑑賞も可能。

日本勢の作品が出品される場合、例えば「HANAーBI」でグランプリを受賞した北野武監督の映画でも入手困難ということはなく、2012年「アウトレイジ ビヨンド」をオンラインで普通に購入して見ることができた。

会場のリド島(Lido)は、海岸やホテルもあるリゾート地で、ベネツィア本島から水上バスで20〜30分程度で行ける。開催期間は9月上旬のため、バカンス感 + 映画祭の華やかな雰囲気、両方味わえる。

直前でも旅程に組み込める

自分の場合、特に見たい映画がなくても、毎年、雰囲気を味わいに行きたくなり、8月の最終週ぐらいに予定を調整して1日捻出し、その日にメーン映画館「Sala Grande」で上映される映画のチケットを購入。(2015年は、その空いた1日でたまたま見たベネズエラ映画「Desde Alla」がグランプリを受賞!)

会場には映画館がいくつかあるが、コンペティション部門の作品は「Sala Grande」で初披露され、その際には監督や出演俳優も同席し、観客と同じ空間で自分たちの映画を鑑賞する。映画が終わると、観客は立ち上がり、監督と俳優がいる席の方へ拍手をむける。

まったく知らない監督の作品でも「Sala Grande」で見れば、こんな風に映画祭らしさを体感できる。字幕は英語とイタリア語。席数は1036、席によって値段が違うが、「アウトレイジ ビヨンド」を見た時の席は、19ユーロだった。

チケットの購入方法とリド島への行き方

チケットは、ヴェネツィア映画祭の公式サイトの英語ページから購入できる。リンクを進んでいくと途中から「boxol.it」というチケット販売サイトへ移る。クレジットカードで購入完了すると、PDFでチケットが届く。前述の通り、購入は8月末でも遅くはない。

リド島へは、水上バスで。鉄道駅のサンタルチア駅前からも、サン・マルコ広場から100mほどのところにある「Zaccaria」という水上バス停留所からも行ける。経由地が多い「各停(?)」ではなく「エクスプレス(?)」に乗れば30分かからない。

リド島へ到着して、船着き場から映画祭会場まではバスが出ている。パスを首から下げている関係者も多いので、その人たちについていけば大丈夫かと思います。バスの切符は乗車前にタバコ屋かキオスクで買っておいたほうがいいです。

時間と体力に余裕があれば、歩いて行くのもアリ。30分近くかかるが、散歩にも楽しい道で、途中から海沿いになるので、ビーチに踏み入れることも。

Hotel Excelsior Venice

会場内にある「Hotel Excelsior Venice」は、おそらく関係者なども宿泊しているホテルで、ロビーにはプレス関係の人たちが集まっている。一般客でも普通に入れ、ロビーを抜けて奥にいくと、海岸に面したバーもある。まぁ華やかです。上映までの待ち時間などにのぞきに行ってみるのもいいと思います。