ボローニャ・サンルーカ聖堂。市内から丘の上まで続く回廊

まずは、この写真から。ミラノ方面からボローニャに電車で入ると、進行方向右側に見える丘の上に建物が確認できます。「サン・ルーカ」と呼ばれる教会で、ボローニャ旧市街の、アーケードで覆われた道(回廊=ポルティコ)がこの丘の上まで延々と続いています

ボローニャ市内のアーケードで覆われた道というのは、この写真↓↓のような回廊で、市内の道はほぼ隈なくこのアーケード付き回廊。これはメーン通り「Via dell’Indipendnza」のアーケードのため大きい造りですが、小道に入っても小ぢんまりとした回廊になっていて、雨の日も濡れずに歩けます。

丘の上の教会、というのは大して珍しくありませんが、市内を巡らす回廊が丘の上の教会まで続いている、というのは他の町にはないものと思います。

位置関係と距離

外周に囲まれた部分が旧市街(centro storico と呼ばれている)、その旧市街の真ん中に教会と広場。ボローニャの街もこの基本構造。

外周には12の門(porta)があり、その一つが、下の地図内「①」の「サラゴッツァの門(Porta Saragozza)」。旧市街の中心マッジョーレ広場から、この門まで約1,2km。もちろん、ほとんどの道が回廊になっており、アーケードで覆われています。

この門から丘の上のサン・ルーカ教会まで約3,7km。途中やや勾配がきつい部分もあり、散歩道というより、ちょっとしたトレッキングぐらいの行程。

① 出発地点:サラゴッツァの門(Porta Saragozza)  

実のところ、地図内「②」の「メロンチェッロの門」が教会への入り口で、ここをスタート地点と見なす場合が多いです。ここまで、20番バスかタクシーで乗りつけ、そこから歩いて教会を目指すこともできます。

が、①から②までのほぼ直線で平坦の回廊がとても美しく、ローカル感溢れるバールやトラットリア、脇道を行けば並木が連なる閑静な住宅街、と、旧市街とはちょっと違う、オーセンティックなボローニャ感があります(と、外国人である自分は勝手に感じる)

サラゴッツァの門(Porta Saragozza)

この門までは、ボローニャ中央駅からであれば外周を走る33番のバスで。街の中心マッジョーレ広場(Piazza Maggiore)からなら、約1,2km。

旧市街から歩いて来た場合、サラゴッツァの門をくぐり抜け、言わば「城壁外」へ出て、「Via Saragozza」という通りの回廊をずっと進んで行く。

中間地点のメロンチェッロの門(地図内「②」)までほぼ直線のため、回廊の先まで見えない。

進行方向右側の脇道に入ると、住みやすそうな住宅街。

進行方向左側の道は回廊になっておらず、大邸宅や公園など。

そして「中間地点」メロンチェッロの門へ。

 

② 中間地点:メロンチェッロの門(Arco del Meloncello)

もう一度、同じ地図で確認。地図内「②」のメロンチェッロの門から教会まで残り半分、約2kmなのですが、ここから「丘」が始まります。もちろん、常に回廊を歩いていくのですが、ところどころ勾配がきつめになったり、階段があったり。

写真だと伝わりにくいですが、ここからの回廊は「坂」になっています。

回廊に並行して車道も走っているのですが、その車道から見ると勾配がよくわかります。

ボローニャFCのスタジアムは、メロンチェッロ門のすぐ近くですが、丘に上がっていくにつれ、スタジアムの内部がだんだん見えてきます。

スタジアムのシートまで見えてきました。

きつめの勾配を歩くのに集中していて、ふと回廊の壁を見ると、パネルに人の名前が。修復のための費用を出しくれた人の名前のようです。そこまではいいのですが、名前の下に「1883」とあります。もちろん西暦であり、つまり130年以上前の話。こんな風に100年ぐらいの歴史はさらっと感じさせてくれたりします。

階段&坂は、結構きつい。回廊の脇に座って休みながら、景色を見ながらゆっくり。

十字架が見えてきたら、ようやく到着。

 

③サン・ルーカ聖堂に到着

丘をのぼりきると、この眺望が迎えてくれます。ボローニャ市街。

別方向↓↓には丘が連なっています。近くにいたイタリア人が「この丘を越えていくと、フィレンツェへと達する」「そう、フィレンツェとボローニャは高速鉄道でたったの30分だからね」というような会話をしていたので、おそらくこの丘のずっと向こうはフィレンツェなのでしょう。

下の写真をクリックすると、拡大が可能な写真へ飛びます。ズームしていけば、ボローニャのドゥオモや斜塔も見つかります。

 

帰りにトラットリアも

下りは、中間地点「メロンチェッロの門」まで歩いて、そこから20番のバスに乗って旧市街に戻りました。

メロンチェッロ門のすぐ近くに、「Trattoria Meloncello」というトラットリアがあります。

一度行ったことがあるのですが、写真は残っていませんでした。雰囲気は悪くないし、伝統的なボローニャ料理を出す店ですが、ちょっと値段が高いようです。Tripadvisor のイタリア人のコメントを見ても、そのような評価が多いです。

とは言うものの、料理は美味しかったですし、結構ハードな「巡礼」の後なら尚さら美味しく感じることは請けあいです。ボロニェーゼソースのパスタ「タリアテッレ・ラグ」11ユーロ。

イタリア人のウォーキング・ランニング時の格好

自分は、こちらで車を所有しておらず、毎日よく歩き、日頃から運動もしているほうですが、それでも、このコースの長く続く勾配はけっこうタフでした。

中間地点・メロンチェッロの門(地図内「②」)から教会までの2kmは、時間をかけ、景色を楽しみながら、休憩も入れつつ、ゆっくり歩いていったほうが良さそうです。自分の場合、急ぎ足で登ったのでトレーニングのようになってしまい、軽く筋肉痛になりました。

本当に、トレーニングのために、ウォーキング・ジョギングコースとして使っている人もたくさんいました。

イタリア人は、運動するときも格好に隙がありません。どうせ運動して汗をかくのだから適当な短パンにTシャツ、というわけにはいかないようで、洒落たスポーツウェアをカッコ良く着こなしてウォーキングしています。特に女性。感心してしまいます。最近、蛍光色のトレーニングウェアを着て走っている人をよく見ます。流行っているのかもしれません。

(おわり)