【コロナ後初フランクフルト空港】乗継ぎ滞在でも楽しめる白アスパラガス

2022年6月、約2年ぶりにフランクフルト空港を利用しました。トランジットで空港ホテルに1泊、その夜にドイツの春の風物詩、白アスパラガスにありつくことができました。感涙。。

この2年のコロナ禍、イタリアでは波のピーク時には1日の死者が連日700〜800人にも達し、「国外旅行はこの先3〜4年は無理なんじゃないだろうか‥」と悲観的にならずにはいられない時期もありました。

それだけに、今回のフランクフルト空港は、単に2年ぶりという時間以上の感慨がありました。


空港併設の商業施設内にレストラン

数年前にブログ用に自分でつくったフランクフルト空港ターミナル1の地図ですが、ホテルと主要レストランはなくなっておらず、ほぼこの地図のままでした。

変わったことは、シェラトンホテルに併設してマリオットホテルがオープンしたこと、その隣にPCR検査センターができていたこと。

空港から一番近いシェラトンホテルにチェックイン。休憩もせず、シャワーも浴びず、併設の商業施設「The Squaire」内にあるビアレストラン「Paulaner」を目指します。

空港→ホテル→商業施設、すべて繋がっていて外に出る必要がないので非常に快適です。

乗り継ぎでフランクフルト空港を利用する方も多いと思いますが、乗り継ぎ時間が4時間あれば十分。私だったら3時間でもこのレストランに白アスパラガスを食べに行きます。

 

ミュンヘンのビール会社直営レストラン

商業施設「The Squaire」は、ガラス張りの近代的な建物↓↓で、この真下は長距離鉄道駅。

ビアレストランの名前「Paulaner」はミュンヘンのビール会社名なので、その直営レストランだと思います。このビールはイタリアのスーパーにもよく置いてあります。

入口の近くに、白アスパラガスの写真を確認!

店内ではなく、一応ビアガーデンと銘打った半テラス席に座ります。入口で店員さんが席に案内してくれるのを待つのではなく、勝手に座るシステム。

自分で空いている席を見つけて座り、店員さんがオーダーを取りに来るのを待ちます。混んでいるとなかなか店員さんが来てくれないこともありますが、別にないがしろにされているわけではありません。だいたいそんなものです。

というのも、この店はチップ制(後述)なので、あからさまに愛想が悪い態度はとらないはずだからです。


ヴァイスビール(weisbier)=白ビール

いつも調べては忘れてしまうのですが、

「weis」はドイツ語で「白」、つまり、「weis bier」は白ビールという意味でいいはず。

だけど、ときどき「weizen bier」という表記も見ることがあり、「weizen」の意味は「小麦」。

この2つ(weisビールとweizenビール)は大まかには同じものと見なしていいみたいです。

こちらの店は weis bier と表記↓

上のメニューには、「weis bier」の前に「hefe」という単語があります。

調べてみると、「hefe」は酵母のことで、その酵母をろ過していないということを意味し、そのため↓↓のように濁っているらしいです。

日本人にとって一番馴染み深い黄金色のビールは、おそらく「Pils」といってこの店にもあります。

私も本来はオーソドックスな黄金色のビールのほうが好きで、一度この店でも注文したことがあるのですが、苦味がわりと強く、ゴクゴクいける飲みやすさはありませんでした。

weis bierのほうが、キレこそないものの苦味がなく飲みやすいと思います。


野菜でもメーンを張れる白アスパラガス

ドイツに来たのだからソーセージ類も食べたいところですが、この日は白アスパラガスのみを注文しました。

ただの野菜ぢゃないか、と侮ってはなりません。単体で堂々とディナーのメーンを張れる立派なものがやってきます。

ドイツ人にとっての白アスパラガスの重要性は、我々の想像以上のものらしく、何かの記事で「日本人にとっての桜のようなもの」と読んで腑に落ちました。

盛り付けがちょっと雑です。

2018年5月のときの写真↓

メニュー中の1ページがすべて白アスパラガス料理で、そのページの1番上「Fresh Asparagus with buttered potatoes and sauce Hollandaise」がこれです。

Hollandaise ソースというのは、白アスパラガスの定番ソースのようで、材料はバター、卵黄、白ワイン、レモンなど。

このソース、正直なところ、絶妙!というほどではありません。ソースをつけないで食べた方が白アスパラガスをより堪能できると思います。

季節限定3月〜6月

この店はチップ制です。

カードで払う時のチップはどうなっているのか。

2018年のときの記憶によると↓

テーブルチェックなのでカード端末を店員さんが持ってきます。まず合計金額が表示されるので確認ボタン。すると液晶画面に「Tips?」みたいな文言が出てくるので自分で決めたチップの額を入力する、という流れ。

この日のお会計は↓↓ 一人でビールを2杯飲んでしまった。

現金の持ち合わせがあったので、20ユーロ札と5ユーロ札を出しました。

店員さんは一応お釣りを出すモーションをしましたが、それを手で制し席を立ちました。(そんなカッコつけるほどのチップ額でもありませんが)

日本でユーロに両替する場合、20ユーロ札、10ユーロ札、5ユーロ札を混ぜてもらっておくと、こういう時にスマートに対応できると思います。

この時は2022年の6月第1週でしたが、白アスパラガスの季節は3月から6月中旬と書いてある記事もあります。

冬にもこのレストランを利用したことがありますが、その時は全くありませんでした。

なので春にドイツを訪れる方は運がいいです。ソーセージを断念してでも食べる価値があると自分は思っています。

(おわり)

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