イタリアのスーパーで生ハムを量り売りで買ってみる

イタリアのスーパーマーケットでは、生ハム類をその場で切って、量り売りしてくれます。

そんなに大きくないスーパーでも、だいたい惣菜コーナーのようなところがあって、生ハムやサラミなどを好みの分量だけスライスしてくれます。旅行中でも、ホテルで部屋飲みするときのおつまみにしたり、簡単に食事を済ませたいときなど、使える場面があるかと思います。

スーパーなどで生ハムを量り売りで買うことのよさは、

  • 生ハム類は切るだけなので、レストランで食べてもスーパーで買っても大差ない(と感じています)
  • 切りたてなので、パックに入ったハムより新鮮で美味しい感じがする。
  • メジャーなパルマ産をはじめ、イタリアでもやや高級なサンダニエレ産の生ハムなども、日本に比べればかなりリーズナブル。

 

1人100グラムで十分。注文の仕方など

好みの分量を伝えなくてはならないので、生ハムを切ってくれる店員とコミュニケーションする必要がありますが、日本人にも発音しやすく通じやすいイタリア語の単語を2、3言えば何とかなります。そのあたりのことや、注文の流れについて。

スーパー内で、生ハム・惣菜売り場を見つける
そんなに大きくないスーパーでも、↓写真のような売り場があると思います。たいてい、ガラスケースの中に並んだ惣菜の売り場と一緒に、量り売り用の生ハムも置いています。

 

番号札がある場合はそれを取って順番を待つ
この写真↓のようなものがあった場合、ここから番号札を取って、モニターに自分の番号が表示されるのを待ちます。

問題はこの番号札システムがない場合。混んでいるときは順番に混乱をきたし、普段から規律に慣れている日本人にはいらいらさせられますが、一人ぐらい順番を抜かされても「心を広く」と自分に言い聞かせ我慢します。

 

いざ注文。パルマ産の生ハムを100gの場合

ここでは、だいたいのスーパーで置いているパルマ産生ハムの注文方法について書いてみますが、他にもサラミや「生じゃない」ハムなど種類豊富なので指差しで注文してみてもいいと思います。

注文するときに伝えるべき情報は、

  • 生ハムを買いたいこと
  • その種類(産地)
  • 分量

文章じゃなくても、

「プロシュート クルード!」
(Prosciutto Crudo = 生ハム)

「パルマ!」

と単語ごとに区切って言えば、分かってくれるはずです。
ここまで通じればあとは分量を聞かれるので、グラム単位で言います。これは英語でも大丈夫と思います。 ↑この分量で100g。1人だったら十分、食べきれないぐらいかもしれません。

私は、100g以下だと何となく頼みにくい気がするので、1人分の場合は100gで注文しています。

女性2人分だったら、150gでもいいかもしれません。

 

専用マシーンでスライス、会計はレジで

注文内容が伝わったら、店員さんが生ハムの塊を棚から選んで専用スライサーで切ってくれます。切り終わると、紙などに包んで値札をつけたもの↓が渡されます。この場で会計ではなく、レジまで持って行って支払います。

 

値段の見方について

生ハム類が並んでいる棚を見てみると値札が表示されていますが、これは1kgあたりの価格。

32, 90

と書かれていたら、1kg / 約33ユーロ。

なので100g注文した場合、

約3,3ユーロ

です。

実際、100g注文したときの値札は、となりました。

3,16ユーロ。

どんなに円安になっても500円以下です。

 

5月末から夏にかけてはメロンも一緒に

イタリアでは、だいたい5月下旬頃からスーパーマーケットの店頭にもメロンが並び始めます。日本では高級な部類の果物ですが、イタリアのメロンは本当に安い。。↑写真は5月下旬のもので、ちょうど出始めの頃ですが、それでも1kgあたり2ユーロ以下。なので、1玉だいたい500〜600円。

かなり手軽に、生ハム&メロンを楽しむことができます。

これにパンとワインがあれば、簡単な食事にも。

こういうものは調理するパスタなどと違い、レストランで頼んでもスーパー等であつらえても大差ないので、旅行時にホテル飲みするときなど、結構使えると思います(ホテルでメロンを切るナイフを借りる必要がありますが。。)

メロンのシーズンはだいたい5月下旬から9月上旬までです。

(おわり)