ナポリで食べるピザ
イタリア北部各地で行われるイベントを「ピザ巡業」して周っているナポリの「一団」が作るピザを食べたことがあり、確かに美味いなと感じたことがあった。聞けば、職人や材料はもちろん、水までナポリから持ってきたものを使っているとのこと。イタリアでは、場所によって水質がかなり違うので余計に納得できる。ナポリはコーヒーも有名で、これも水が大きく関係していそう。ナポリピザを謳う店はおそらくイタリアのどの町にもあるが、やはり現地で食べると違うのでしょうか
本場の老舗
そんなピザの本場ナポリで、どのピッツェリアが一番かという話になると、必ず名前が挙がってくるという老舗「ダ・ミケーレ」。ガイドブックにも載っている有名店で、観光客も多い。
店名:L’antica pizzeria da Michele
住所:Via Cesare Sersale, 1, Napoli 80139
日本から友人が来ると、スケジュールに余裕があれば必ずナポリを勧めているが「ナポリが一番よかった」となる場合が多い。海岸沿いの景色、日本人のイメージ通りの陽気なイタリア人そのままのナポリ人、ピザや魚介など馴染み深い料理等々、日本人受けする要素が満載。
ただ、個人旅行だとやや難易度が高いのか、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアと比べると日本人観光客が少ない。
行き方
ナポリ中央駅前は、地下ショッピングエリアなども整備され、だいぶ綺麗に。駅から「ダ・ミケーレ」までは約1キロ。バス、タクシーより徒歩が無難。
駅前の広大な広場を左斜め前方に突っ切る。
広場の端から左斜め方向に伸びている大通り「Corso Umberto I」を約600メートル直進。
「Via Pietro Colletta」という通りを右折、80メートルほど行って左手にある。
番号札をもらって待つ
店の前に人だかりができているが、怯まずに入り口に入っていき、店の人に番号札をもらう。待っている人の半分は外国人観光客だったので、店の人も対応には慣れているはず。英語でも身振り手振りでも何とか番号札を手に入れる。
自分の時は12時30分頃に番号札をもらって席に着くまで1時間。
日本から1人で来て1人でトライした友人は、10時45分頃に行ったら並ばずに入れたとのこと。ただ、店を出る頃には、もう10人ぐらい待っていたそう。
店員はイタリア語で番号を呼ぶが、まわりの人の番号札を確認しつつ入り口付近に張り付いていれば、これは何とかなる。
ピザは2種類のみ
店内は食堂のように簡素。ようやく席に着いたのになかなか注文を取りにこなかったとしてもひたすら待つ。
ピザは、マルゲリータとマリナーラの2種類のみ。サイズも選べるようだが、何も言われなければ普通のサイズにされるはず。
マリナーラ↓↓は、モッツァレラチーズ抜き、トマトソース、ニンニク、オレガノだけのシンプルピザ。
飲み物は、大半の人がミネラルウォーターのボトルを注文。コーラとビールもある。
日本人女性が1人で1枚食べきるのはちょっときついかもしれないボリュームだが、「みみ」の部分を控えめに残して凌ぐ。本当は行儀のいいことではないのかもしれないが、イタリア人でもやっている人をよく見るのはたしか。
2人で、マルゲリータとマリナーラを1枚ずつと、ミネラルウォーターのボトル(大)を1本。これで、11ユーロ!! 北イタリアだったら1人分の値段。