フィレンツェの街を歩いていて見つけたイートインできるパン屋「S.forno」についてです。
店構えはごく普通のパン屋(panificio)ですが、中をのぞいてみると、ちょっとさびれた職人工房のような味のある古い作りの店内に、古民具っぽい台や椅子、テーブルがマッチしていい雰囲気。場所を覚えておき、翌朝、朝食をとりに行ってみました。
店名:S.forno
場所:Firenze S.M.N駅から1,2km、アルノ川の向こう側。大聖堂からも1,2km。
住所:Via Santa Monaca 3r, Firenze 50124 (Googleマップで)
営業時間:7:30〜19:30、土日8:00〜19:30(Facebookページで要確認)
サイト:www.ilsantobevitore.com
朝食やちょっとした休憩にも
日曜日だったので8時開店。
(イタリアの店はHPにも営業時間が書いていなかったり、書いてあっても変更していたりと結構いい加減なので、FacebookページやGoogleページで確認したほうがいいです)
8時10分頃入店すると、もう学生らしきグループがレジ近くで会計しているところでした。他にも女性客1人が入口付近の席に座っています。奥行きのある店内。一番奥でパンを焼いているようです。パンのディスプレイも洒落ています↓朝食用のクロワッサンはレジ近くに。ケーキや焼き菓子も揃っています。女性店員にプレーンのクロワッサンとコーヒーを注文すると、コーヒーは店内に置いてあるポットからセルフサービスで、と言われました。エスプレッソではなくアメリカンコーヒー。中華料理屋にもエスプレッソマシーンが置いてあるイタリアでは珍しいです。広くはない店内のわりに入口近くは結構スペースがあり窮屈な感じはありませんが、椅子とテーブルは小さく、ゆっくり落ち着いて長居するのには適さないかもしれません。ちょっと休憩するときなどには使えそうです。
焼きたてでまだ少し温かいクロワッサン。美食の国を自認するわりにはパンのレベルが低いイタリアでは、サクッとした焼きたてのクロワッサンが食べられるだけで満足。トスカーナのフォカッチャ「schiacciata」が高評価
イタリアでは食べログのようなサイトがあまり発達しておらず、レストランのレビューなどは、トリップアドバイザーでチェックしているようです。
そのトリップアドバイザーで、このパン屋のイタリア語レビューを読んでみると、ブランチや昼食に利用している人が多く、切り売りのピザやパニーノ、キッシュなどの写真が。
特に「schiacciata」は、ちょっと高いけど試してみるべき、などと高評価。「schiacciata(スキアッチャータ)」はトスカーナのフォッカッチャ。平たく押しつぶしたパンにオリーブオイルと塩をかけて焼いたもの
(イタリア語版ウィキペディアのスキアッチャータの画像)
「ちょっと高い」といっても、イタリア人が日常的に使っているパン屋に比べると高いということで、日本の行列ができるパン屋などを考えれば、安くはないけどまぁ普通という気がします。
インスタグラムが頻繁に更新されているので、どんなパンや焼き菓子があるのかチェックできます。時々パスタなど普通の料理の写真もありますが、これは系列のレストラン(後述)で出しているもの。
系列のワインバー、レストランも
系列のワインバーとレストランもあるということなので、帰りに前を通ってみました。中心街からみてアルノ川の向こう側、川とほぼ平行の「Via Santo Spirito」という通り沿い。
開店前、外からガラス越しに撮った写真。実際は、この写真よりもう少し薄暗くて、こちらもいい雰囲気。
店名:il Santo Bevitore Ristorante
住所:Via di Santo Spirito 64, Firenze 50125 (Googleマップで)
写真の左奥のドアの向こうの小部屋がワインバーになっていて、入口は別、こちらの店名は「il Santino Gastronomia」。
このレストランとワインバーの写真も、同じインスタグラムに時々あがっています。
(おわり)