生牛肉の「たたき」タルタルステーキ

日本では、規制が厳しくなった生食用牛肉。イタリアでは、タルタル(tartare)という、生牛肉の「たたき」を出す店があります。イタリアで生まれた料理ではありませんが、フィレンツェのものが有名なようです。

先日、ボローニャで、このタルタルステーキを食べる機会があったのですが、やはりフィレンツェ料理の店でした。

この店で食べるのは、今回が2回目。ボローニャの人に連れて行ってもらったのですが、外国人と食事に行く時、市内だったらこの店をよく使う、と言っていました。ボローニャ料理のいい店は市内にはあまりないから、とのこと。初めて行ったのは3〜4年前ですが、別のボローニャの人に連れていってもらい、同じようなことを言っていたので、自信を持って外国人を連れて行ける店ということかもしれません。

店内の雰囲気はとてもいいです。外で食べることもできて、ボローニャ名物のアーケードのついた道(ポルティコ)にテーブルが並んでいます。

1皿目は、ピチというトスカーナの太麺パスタにチーズと胡椒「Pi​ci​ al​ ca​cio ​pe​pe」というパスタ。讃岐うどんのようなもっちり麺。

そして、2皿目が、生牛肉のたたき「タルタルステーキ」。店の人がテーブルに「たたき」を運んできて、その場で、マスタード、レモン、オリーブオイル、ケッパー等を混ぜ合わせてくれます。

完成した「タルタルステーキ」↓↓。これで、たしか200g。こちらの肉は総じて脂身が少なく、この肉も綺麗な赤身で、食べ始めはそれこそ魚の「たたき」のように食べやすいのですが、やっぱり徐々に効いてきて、最後は肉々しさがやや重く感じました。自分は、肉より魚に目がない方なので、1皿とってシェアするぐらいが丁度いいようです。でも、5口目ぐらいまでは本当においしかった。不思議と、たまに思い出して食べたくなる時があります。

(おわり)

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