香港・シンガポール・台北が好きでよく行くので、この三都市にはない「イスラムカルチャー」と「マレー料理・ニョニャ料理(マレー料理と中華料理のミックス)」を少しでも味わってくることがテーマ。
- 時期:2018年2月
- 行きの飛行機:成田 11時05 → 18時10分 クアラルンプール(JAL723便)
- 観光:イスラミックアートミュージアム(www.iamm.org.my)
- 昼食:「Limapulo Baba Can Cook」(googleマップ)で「ラクサ」
- 夕食:「Village Park Restaurant」(googleマップ)で「ナシレマ」
- 帰りの飛行機:クアラルンプール 11時15分 → 12時20分 シンガポール(スクートTR453便)
実質1日観光、少しでも時間を節約したい
クアラルンプール着が18時、翌々日11時の便で発つので、実質1日観光。
少しでも時間を節約したいので、空港到着から市内まではスムーズにいきたいところ。
JAL便のビジネスクラスでは、優先入国レーンを利用できる用紙が配られ、有難かった。空港が混雑しているときは、この優先レーンを利用しても30分待つこともある、という情報をブログのコメントで頂いたのですが、この日は運よく空いていて、10分もかかりませんでした。
SIM、エアポート特急チケットは事前購入済み
SIMは、amazonで事前調達、空港と中央駅「KLセントラル」を結ぶ「KLIAエクスプレス」のチケットもオンラインで購入していました。
- 商品名:AIS SIM2FLY 8Days 4G/3G ローミングSIMカード
- 販売会社:ワイズソリューション
- 価格:1400円(同社サイトでの購入価格)
- アジア16カ国で使用可能。日本も含まれているので、日本でスマートフォンに挿して設定できる
- KLIAエクスプレス・オンライン購入:www.kliaekspres.com/buy-ticket/
- 片道チケット:49,5リンギット(定価55)
- 往復チケット:90リンギット(定価100)
荷物は機内持ち込みのキャリーバッグだけだったので、入国審査を通過したら特急電車「KLIAエクスプレス」の乗り場へ直行。空港から30分で中央駅「KLセントラル」に到着しました。
中央駅「KLセントラル」から繁華街「ブギッビンタン」まで
レートが良くない空港で両替をせずに済んだので、中央駅「KLセントラル」で両替。
ここから、滞在ホテルがある繁華街「ブギッビンタン」までタクシーの予定だったのですが、タクシーのクーポンを買うカウンターで「1時間待ち」と言われ、MRT(地下鉄)で行くことに。
MRT(地下鉄)は、2017年に開通したばかり。駅構内も車内も真新しく、気持ちいいです。MRT(地下鉄)ブギッビンタン駅まで約15分で到着。そこから徒歩でホテルへ。
この、中央駅「KLセントラル」から繁華街「ブギッビンタン」のホテルまでの詳細については、以下↓で書きました
ショッピングモール「Lot10」のフードコート
空港着が18時10分で、20時にはブギッビンタン地区のホテルにチェックインしていたので、上出来です。
特に小腹が空いたわけでもなかったのですが、アジアでは好きな時間にいろいろな物を食べられるのが楽しいので、とりあえずフードコートをのぞきに行ってみることに。
クアラルンプール随一の繁華街「ブギッビンタン」の中でも、人気No.1だというショッピングモール「Pavilion」にもフードコートがありますが、あえて外し「Lot10」というショッピングモールのフードコートへ。
「Lot10」は、モノレールの「ブギッビンタン」駅に直結しています。「十號胡同」という名前のフードコートで、屋台街を再現した雰囲気、と読んでいたのですが、行ってみるとやや寂れた感じで、ちょっと期待外れ。
カッコつけずに、人気No.1ショッピングモール「Pavilion」のフードコート(↓写真)へ行くべきでした。翌日、そちらへ行ってみると、さすがの活気。ローカルフードも思ったより豊富です。
結局、ショッピングモール「Lot10」のフードコート「十號胡同」で食べたのは、これ↓ホッケンミー(福建面)、13,9リンギット。シンガポールのホッケンミーと違って、黒いです。
タイガービールを当てたいところでしたが、ビールは売り切れ。やっぱり、イスラム教徒が多い国なので「アルコール環境」は充実していないようです。
その後、高いと聞いていたアルコール飲料の価格調査をするため、セブンイレブンへ。タイガービール1缶、9,9リンギット(=約270円)。現地の物価感覚でみれば、確かに割高。
ホテル朝食ビュッフェで見聞を広げる
翌朝、ホテルの朝食ビュッフェでは、食べたことがなかったマレー、インド系の料理や郷土菓子を食べることができ、見聞が広がりました。
スパイシートマトソースの鶏肉煮「Ayam Masak Merah」↓ナンのようなクレープのような生地「ロティ」にカレーをつけて食べる「Roti Canai(ロティチャナイ)」↓中華&マレーの混合文化の料理「ニョニャ料理」の菓子「Nyonya Kuih(ニョニャ クエ)」↓この朝食ビュッフェについては、以下で詳しく書きました。
「Uber」初利用、イスラミックアートミュージアムへ
朝食をたっぷり食べて、観光開始。
世界4番目の規模を誇るというブルーモスクへ行きたかったのですが、この日は礼拝日にあたる金曜日のため見学不可。イスラミックアートミュージアム(www.iamm.org.my)へ。
公共交通機関でも行けますが、まだ使ったことがない配車アプリ「Uber」デビューにはちょうどいい距離かなと思い、初利用。
ホテル正面玄関にロータリーがあるので、ピックアップポイントとして分かりやすく、車が到着するまでロビーのソファでゆっくり待っていられます。
配車アプリ「Uber」利用
リッツカールトンホテル(ブギッビンタン地区) → イスラミックアートミュージアム
走行距離約7km、乗車時間15分、10リンギット
ドライバーはフレンドリーな女性の方で、「以前、銀行で働いたけど給料が悪く、転職して、副業でUberも始めた」とか、「日本に行ってみたいけど、やっぱり物価が高い」とか、「そういえば、昨日クアラルンプール在住の日本女性を乗せて、連絡先を交換した」とか、いろいろな話をしてくれて話題が尽きません。
目的地「イスラミックアートミュージアム」へ行くのは初めてらしく、美術館の存在も知らなかったそうで、「ちょっとのぞいてみる」と受付まで自分と一緒に行きました。
立派な外観にも興味ををひかれた様子で、仕事を一時中断。切符を買って見学することにしたようです。
さすがに一緒に見学までするのはどうかと思ったので、切符を買った後は挨拶だけして何となくフェードアウトしました。
この後も何回も配車アプリを使ったのですが、ここまでフレンドリーな運転手はいなくて、なかなか印象に残る配車アプリ「デビュー」でした。
【イスラミックアート美術館】中国にもモスクがあると知る
旅行時の悪い癖に「食を最優先事項にしてしまう」というのがあり、この日の昼食は「Limapulo Baba Can Cook」という店に決め打ちしていて、混み始める12時前に入店する、という縛りを勝手に入れていました。
ということで駆け足の鑑賞でしたが、かなり楽しめました。次の機会があれば是非もう一度行き、じっくり見たいです。
印象に残ったものは、❶世界各地の重要なモスクの模型と、❷巻物状のコーランとそのケース↓と、❸中華&イスラムのミックスアート↓(挿絵は中国風、中央にはアラビア文字)
特に、❶の世界各地のイスラム寺院の模型は面白くて、鑑賞時間の大半はこの展示室に。例えば、これ↓、あの「メッカの巡礼」の寺院かと思われます。全体像を初めて見ました。この建物の中庭をたくさんの人が渦状に列を成しているニュース映像をよく見ます。そして、この↓「イスラム建築世界分布地図」を見てみると、日本にはもちろん重要なイスラム建築はありませんが、中国にはチェックが入っています。模型にもあった、西安のこの寺院↓表示には「Masjid Di Jalan Daxue Xi」と書いてあり、後ほどネットで調べてみると「西安大清真寺」と出てきました。中国最大のイスラム寺院、742年に創建。
「唐」、「長安」、「シルクロード」、というワードが頭の隅から思い出されてきます。こんなに昔から既にイスラム文化を包有していた国際都市「長安」。。
旅行でこういう気になったトピックがあると、がらにもなく知的好奇心らしきものが刺激され、帰国後、それに関する本まで買ったりすることもあるのですが、日常生活に戻ると、その好奇心がすぐに薄れていき、読了した試しがありません。。
洒落たニョニャ料理の店へ
イスラミックアートミュージアムを1時間ちょっとで切り上げ、混み始める12時前に入店するべく、昼食をとる予定のレストランへ。
「The Row」(googleマップで)という古い建物をリノベーションした飲食店&イベントスペース施設に、そのレストランが入っています。
洒落た雰囲気と本格的「ニョニャ料理」(中華&イスラムのミックス)、そしてラクサは曜日限定とあって、昼は女性客を中心にすぐに席が埋まる、というのが事前情報。
- 店名:Limapulo Baba Can Cook
- 住所:50, Jalan Doraisamy, Chow Kit, 50300 Kuala Lumpur(googleマップで)
便利さに味をしめ、美術館からレストランまでも「Uber」で移動します。
(【クアラルンプール1日観光①】はここまで)