【クアラルンプール】ホテルの朝食ビュッフェで東南アジアの食を学ぶ

2018年2月、初めてのクアラルンプール観光。

旅行先では(特にアジアでは)、外でローカルっぽい朝食をとるのが好きで、ホテルの朝食をパスすることが多いのですが、今回はせっかくいいホテルなので、ビュッフェ朝食付きのプラン。

結果的に、それまで食べたことがなかったマレー、インド系の料理や菓子類をいろいろ実食でき、中にはネットで調べても日本語の情報が少ないような食べ物もあり、いい勉強になりました。

  • ホテル:リッツカールトン クアラルンプール
  • 朝食時間:6時〜10時30分
  • 朝食付きプランでない場合、1人79リンギット(税込、2018年2月)

 

Ayam Masak Merah↓ スパイシートマトソースの鶏肉煮。鶏肉にソースがよくしみこんでいて美味しい。カレーではなく、マレー料理。

 

Mee Goreng(ミーゴレン)↓ マレー風ピリ辛焼きそば。シンガポールやインドネシアでも食べられているらしい。

 

Roti Canai(ロティチャナイ)↓ これも初実食。インド系マレー人の定番朝食とのこと。ナンのようなクレープのような生地が「ロティ」。(左のドーナツのような揚げ物は名称不明)この「ロティ」をスタンド(↓写真)で焼いてくれます。横に数種類のカレーソースがおいてあったのですが、食べ方がよく分からず。。とりあえず、控えめに載せてみます。後で調べてみると、ソースは別皿に入れて、つけながら食べるのが正解のようです。

 

Nyonya Kuih(ニョニャ クエ)↓ 今回の旅行で、下調べの時からよく「ニョニャ」というワードを目にしました。

マレー半島に移民してきた中華系男性が現地のマレー女性と結婚して生まれた女の子を「ニョニャ」というらしく、「ニョニャ料理」は中華&マレーの混合文化の料理ということのようです。

「ニョニャ クエ」の「クエ」はお菓子の意味なので、「ニョニャ クエ」=「ニョニャ菓子」。つまり、中華&マレーの混合文化のお菓子。これ↓は、そのほんの一部。「Nyonya Kuih」で画像検索してみると、色鮮やかな何種類ものお菓子の盛り合わせの写真が出てきます。例えば、themalaymailonline.com というサイトの記事では、10種類の「ニョニャ菓子」を写真で紹介していて、勉強になります。

この記事では、この「ニョニャ菓子(Nyonya Kuih)」を食べられる5つの店も紹介。こういうミックスカルチャーみたいな話にとても興味があるので、その中の1つを調べてみました。

  • 店名:Imbi Nonya Kuih(「娘惹糕」←これが中国語表記。「娘惹」で nyonya と読ませ、「糕」はケーキの意味)
  • 住所:183, Jalan Imbi, Imbi, 55100 Kuala Lumpur(Google mapで

上記住所は、おそらく「Win Heng Seng」というレストランの住所。このレストランの前の駐車場に出している屋台がこの店。動画も発見!

こういう感じ、堪りません。もしまたクアラルンプールに行くことになったら、必ず行ってみようと思います。

 

Laddu↓  先に紹介した「ナン」のような生地にカレーソースをつけて食べる「Loti Canai」のスタンド近くに置いてあったので、インド料理かなと思ってかじってみると、甘いお菓子。調べてみると、やはりインドのお菓子。Wikipediaで20数カ国語で説明されているのに、日本語ページは無し。

この「Laddu」を紹介している数少ない日本語ブログを読んでみると、ヒンドゥー教の行事の際にも欠かせない、インドを代表する菓子だとか。

作りはシンプルで、材料は、穀粉とミルクと砂糖。でも、ヒンドゥー教のお供え物だと思って食べてみると味わい深いものがあります。日本のお盆のお供え物である団子も同じようにシンプルな材料なわけで。

 

Mysore Pak(マイソール パク)↓ 写真には「Mysore Cake」と書いてあるので、その通り検索してみたのですが、それらしい結果が出てきません。

ただ「Mysore」というのがインドの町の名前だということが分かり、検索を続けると、おそらく一般的には「Mysore Pak」と呼ばれている菓子と判明。駄菓子のカルメ焼きのようなものかなと想像し食べてみると、もう少し粉っぽく、後で調べると、材料はチャナ豆(どういう豆かは知らないのですが)と砂糖とバター。

辛い料理を食べるインドでは、食後にこういった甘い砂糖菓子をチャイと一緒に食べるのでしょうか。自分は、コーヒーと一緒に1つ、つまんでみました。

 

パッションフルーツ↓ 恥ずかしながら食べるのは初めて。いかにも東南アジアっぽいフルーツだと思っていたのですが、原産はアメリカ大陸でブラジルが最大の生産国。

酸味が爽やかでいくらでも食べられそう。3〜4切れ、いってしまいました。

 

Nasi Lemak(ナシレマ) これは旅行前から、「マレーシアの国民食」「マレーシア人のソウルフード」「代表的な朝食」と、あちこちで読んでいたので、必ず食べようと思っていました。

たしかビュッフェにもあったと思いますが、クアラルンプール郊外にある「Village Park Restaurant」へ行くつもりだったで、ここではパス。

↑「Village Park Restaurant」のナシレマ

 

ビュッフェには、パン、中華ヌードル、日本食(寿司)等もありましたが、食べたことがないマレー、インド料理を中心に少しずついろいろ試しました。

寿司は、日本人からしてみると、ちょっと厳しめのクオリティ。なので、インド料理・菓子も、本場のものとは少し離れているのかもしれません。

それでも、自分にとっては、今まで見たこともない料理や郷土菓子を知るきっかけとなりました。

にしても、調べるほどに、アジアの食文化は本当に奥が深いです。特に朝食に関しては、欧州とは「厚み」が違う感じがします

(おわり)

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