ピザより軽くて低カロリー「PINSA」:ローマの専門店で食べてきました




見た目はほぼピザ、でもピザより起源は古く、ルーツは古代ローマという「PINSA」をローマの専門店で初めて食べました。

ローマ・テルミニ駅から宿泊ホテルへ向かう途中、裏通りにあるこの店↓↓の前を通りかかりました。「PINSA」の専門店です。この「ピンサ」という食べ物、そういえば、ここ数年ローマの友人のSNSでときどき見るな、と思って写真に収めておきました。

翌日。電車が12時発で、店が11時開店だったことを思い出し、ちょうどいいので行ってみることに。11時開店の飲食店は、昼食の時間が13時からのイタリアではかなり珍しいです(というか初めて見た)。

 

食べてみて感じたピザとの違い

初めて食べてみて感じたピザとの違いは、

  • 生地がカリッとしていて食感がいい
  • なので、ピザより食べやすい
  • 生地がけっこうオリーブ油を含んでいる
  • 通常のピザより3回りぐらい小さい

注文したのは「アンチョビとズッキーニの花」。

アンチョビのピザもありますが、だいたいマルゲリータにアンチョビが散りばめられたものなので、トマトソースが塗られています。

このピンサの場合、トマトソースがなくて、チーズとアンチョビだけというのが新鮮で、一口目からおいしいと感じました。生地が薄い分、チーズがたっぷり感じられて、ピザより小さくても満足感十分。

イタリアでは、ピザ屋へ行けば女性でもピザを丸1枚食べますが、慣れていない日本人の場合、1人で丸1枚食べると、ぱんぱんになってしまいます。

ピンサは、ピザより3回りぐらい小さく、日本人的にはちょうどいいサイズ感。さらにパリパリとした食感が食べやすく、ピザ1枚は無理な人でも、ピンサなら丸1枚食べられると思います。

 

イタリア語のサイトで調べてみると

実際に食べてみると詳しく知りたくなったので、イタリア語のサイトで、PINSAについて調べてみました。

PINSA作りのコースも開講している www.pinsaromana.info というサイト内「PINSAについって知っておくべきこと」というページによると、

  • 形は楕円形、または長方形
  • 生地の含水率の違いにより、ピザよりも消化がいい
  • 起源はピザより前、古代ローマ時代
  • 炭水化物分、脂肪分は(ピザより)少ない

つまるところ、ピザと比べて、軽くて、消化がよく、カロリーも低いということです。なぜピザより低カロリーなのか? ピザ生地の含水率は通常50〜60%。対してピンサ生地の含水率は80%。含水率が多い分、炭水化物分が少ないという分かりやすい理由からです。

昨今、「健康のためには炭水化物の摂取を控えめに」という風潮なので、PINSAはヘルシーさも売りにし、だいぶ勢力を伸ばしている模様。日本にも専門店が進出しています。

とはいっても、専門店など増えてきて、話題になり始めたのは比較的最近のような気がします。

 

テルミニ駅から約1km、ピンサ専門店「Habemus Pinsa」

駅から宿泊ホテルへ向かう途中にたまたま見つけた店で、思わぬ収穫でした。

  • 店名:HABEMUS PINSA
  • 住所 (google mapで見る)
  • 営業時間:要確認(店のサイトには10時開店とありますが、店の入口には11時と書いてあり実際その通りでした。夜はおそらく金曜と土曜のみ営業)
  • 店のサイト:habemuspinsa.it

PINSAという食べ物自体、カジュアルに食べるもので、この店も簡素な作り。大衆食堂的な雰囲気は自分の好みでもあります。

11時開店と書いてあって、自分が入店したのは11時10分頃。昼食の時間が13時であるイタリアでは珍しい営業開始時間です。

入店すると、既に職人たちが下準備中。自分が食べ終わる頃には、焼く前の各種ピンサがディスプレイに陳列されていました。とてもいい店です。自分が食べたのは冒頭写真の「アンチョビとズッキーニの花」のピンサ、4,5。値段も手頃。

 

ローマに行ったら昼「PINSA」、夜「郷土料理」

ローマに行ったら、郷土料理である本場のカルボナーラを一度は試してみよう、となると思います。自分も、もちろんそうしました。

ローマのカルボナーラは、ベーコンではなく、豚の脂身の塩漬け「グアンチャーレ」を使っていて、これがかなり濃厚です。もちろんチーズもたっぷり入っていているので、相当なパンチ力。これを食べた後、肉料理などの2皿目は、なかなか厳しいです。昼食は軽めにしておかないと、濃厚なカルボナーラ1皿完食もおぼつかないおそれがあります。

軽め、といっても、パニーニや切り売りピザで済ますのはもったいないです(この2つ、個人的には美味しいと思えません)。生地ももったりしていて、ピンサより腹に残るかもしれません。

なので、ローマを訪れた際は、昼はピンサ1枚で軽く済ませ、濃厚な郷土料理主体の夕食に臨む、というプランニングがいいかと思います。

(おわり)