【台湾の両替】現地ATMでキャッシングの流れ。繰越し返済がポイント

キャッシング利用後の繰越し返済がポイント

2017年、台北を2回訪問する機会があり、JCB・ANAカードを用い、現地ATM(MRT駅構内によくある國泰正華銀行)でキャッシングを利用しました。

海外旅行の両替については、国によって、空港の両替所がいい/悪いとか、レートがいい両替所はどこかとか、いろいろな考察があります。

数百円の違いまでにはこだわらない、というのであれば、クレジットカードの現地ATMキャッシングは、利用価値の高い方法だと思っています。

ただ、キャッシングを好レートにさせるための条件が2つあり、

  • キャッシング後に「繰越返済」をする
  • 振込手数料が無料のネット銀行口座を所有している

「繰越返済」というのは、キャッシングを利用すると利用日から利息が発生し、その利息は日々増えていくので、引き落とし日の前に返済してしまうということです。

具体的には、カード会社に電話して「繰越返済」の旨を伝え、指定口座に振込むということをします。

 

台北MRTの駅によくある「國泰正華銀行」のATM。利用カードはJCB。

必要なときにぱっとすぐ引き出せるのがキャッシングの利点。

台北MRTの駅構内にほぼ必ずあったこの銀行のATM↓↓で成功したので、以下にその流れを。利用カードは、ANA JCBカード。

画面操作は、英語と漢字(中国語)併記なので、まずまず分りやすいです。クレジットカードの暗証番号を必ず求められるので、出発前に日本で確認しておく必要あり。

クレジットカード種別を選択する画面↓↓で、(1)「JCB Credit」ではなく、(2)「Cirrus」を選択します。JCBカードを使ってキャッシングをしようとしているわけで、はじめは、当たり前のように、(1)「JCB Credit」を選択してやっていたのですが、成功せず。。

で、日本のJCBカスタマーセンターに問い合わせたところ、JCBマークが付いているATM機でも、JCB台湾は別扱いなので、「Cirrus」のマークが付いたATM機を利用するように、とのことだったので、この画面でも「Cirrus」を選択したら成功しました。

その後の流れは、

利用記録がカード会社に届く翌々日ぐらいに、台北から日本のJCBカスタマーサービスに国際電話(スマホに入れているIP電話アプリを利用)
            ↓↓
繰越し返済の旨を伝えると、指定口座に振り込むように言われる
            ↓↓
パソコンからオンラインバンキングで指定口座に振り込み(たいていのネット銀行は、少なくとも月一回は振込み手数料無料)

 

2017年8月、利用時のデータ

利用したATM機:台北市内MRT駅構内「國泰正華銀行」ATM
使用カード:ANA・JCBカード
キャッシング利用額:6000台湾ドル

この 6000台湾ドル が、まず、JCBの両替レートで 21902円 に換算(1台湾ドル=3,65円)され、

プラス利子が10円。これは、利用日から電話で繰越返済の申請をした日までの日数(この時は2、3日)の利子。

結果的に、6000台湾ドル=21912円(1台湾ドル=3,652円)。

★ 別の日にもう1回キャッシングを利用したのですが、2回まとめて一括で繰越返済可能でした ★

 

レートがいい銀行や両替所まで行く手間と時間

レートがいい銀行や両替所については、いろいろな情報、考察がありますが、そこまで行く時間と手間をかけて違いが少しであれば、キャッシングの利用価値は高いと思います。

なるべくロスを減らすために最低限の現金を両替したものの、旅の終盤に尽きてしまい、もう少しだけ両替したい、でも近くにいい両替所ない、、、という経験が自分にはよくあり、こういうケースに小回りが利くのがキャッシングです。

町中でATMを見つけるのは難しくないのですが、どの銀行のATMを利用すればいいのかまではケースバイケースという面もあり、なかなか情報としてありません。

台北市内では、MRT駅構内に同じ銀行(國泰正華銀行)のATM機を良く見かけ、これが幸い手持ちのJCBカードのキャッシングに対応していて、レートも良好なので、記録として書いてみました。

(おわり)

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