【Kindle Paperwhite】細か〜い不満点。実機に触れてから買うべき

2019年7月に購入した「Kindle paperwhite」、どちらかというと高評価のレビューが多いように思いますが、半年使ってみて少なくとも自分は「読書体験が劇的に向上した」みたいなことにはなりませんでした。

Kindle Paperwhite (防水機能搭載)
世代
:第10世代(2018年発売)
サイズ:8GB
モデル:広告なし
接続:Wifi
定価:15980円

人によっては気にならないかもしれない細かい主観的な不満点についてです。

ページ移動のもどかしさ

小説などを読んでいて物語の筋を確認するためにぱらぱらと前の方のページを見返す。

これ、自分は読書中よくする動作なのですが、タブレットやスマートフォンのKindleアプリでは、読書中にスクリーンの真ん中あたりをワンタッチすると、画面の下部にページ移動するためのツールが現れます。

Kindle Paperwhiteはアプリと操作が違っていて、読書中に画面の下の方で、下から上へスワイプすると、この画面↓が現れますこの画面が現れたら、前や後ろの方のページに、一応「ぱらぱらめくる」っぽい感じで移動できます。

紙の本をぱらぱらする感じに近づけようとはしているのですが、このKindle Paperwhite端末自体、スマホやタブレットのKindleアプリに比べるとかなり動きが鈍く、反応がワンテンポ遅いのが気になることが多々あります。

特に読書がのってきたとき、一瞬だけあの部分を読み返してすぐ戻りたいという場合、このワンテンポの遅れは結構いらいらします(タブレットのKindleアプリだと、きびきび動いてそんなに気にならない)

文庫本と同じ感覚では読めなかった

Kindle paperwhiteのサイズ感は文庫本に近いので、文庫本に近い感覚で読めることを期待していました。

が、「ん?何だか画面が狭いな」と感じた第一印象を今でも覚えています。それは本体の大きさに対して画面がやや狭い(=ふちが広い)からだと思われます。文庫本と比べると、文字が書かれているいる縦の幅が少し狭いことが分かります。

文字サイズを大きくした場合、顕著に縦の幅の窮屈さを感じます。

スマートフォンの画面は本を読むには小さいし、タブレットは(漫画は読みやすいが)画面が大きすぎて落ち着きません。でもそれは読書用に作られた端末ではないので仕方ないことです。

Kindle Paperwhiteは読書専用の端末だけに、読書中に少しでも違和感があると「仕方がない。慣れるしかない」とは割り切れません。自分の場合、その違和感は、先述したように文庫本よりほんの少しだけ狭い縦幅でした。

これは個人差がある感覚的なことなので、購入前に店舗で実機を触って自分の読書感覚に合うかどうか確認するのがいいと思います(後述)

182g「驚くほど軽い」とは感じなかった

これは完全に主観で言いがかりみたいな不満なのですが、Kindle paperwhiteの長所としてよく挙げられる「軽さ」を個人的にはそんなに感じていません。

「驚くほど軽い」といったレビューをよく目にしたので期待値が高かったからそう感じるのかもしれません。

購入前に自分のスマートフォンの重さを測るなりしてそれと比べてどうか、ぐらいのイメージは持ってから買うべきだったと思います。

 

とにかく購入前に店舗で実機に触れるのが一番

ここまでKindle Paperwhiteについて、

  • ページを移動するときなど動きが遅い
  • 画面が少し狭く文庫本感覚とはズレがある
  • 驚くほどは軽いと感じなかった

と、人によっては全く気にならないかもしれない細かい主観的な不満について書きましたが、これ全て、購入前に実機を触っていれば確認できたことです。

私は知らなかったのですが、Kindleシリーズは、ビックカメラやコジマなどの一部店舗で実機を体験できます。

Kindleのどのシリーズを取り扱っているかは店舗によって異なる、と書いてあるので電話で確認したほうがよさそう。

試しに、ビックカメラ有楽町店に問い合わせてみたところ、Kindle Paperwhiteを扱っていることが確認できました(2020年2月)

それでも防水機能、長持ちバッテリーには満足

細かい不満点をたらたらと書いてきましたが、それでも防水機能とバッテリー持ちの良さはやっぱり気に入っています。

特に防水は、2018年発売のこの第10世代から追加された機能で、個人的には防水機能がなかったら買っていなかったと思います。

というのも、これ↑をやりたかったからです。

旅先で、カフェなどで本を読むのが好きなのですが、旅行中はスマートフォンをよく使うため充電の減りが早くKindleアプリでの長時間読書ができない、でも重い本は持ち歩きたくない、というジレンマがありました。

Kindle Paperwhiteの代表的な長所「バッテリー持ちのよさ」は、この旅行時のジレンマを解決してくれました(持ち歩く端末は増えますが)。100%充電して、1週間程度の旅行なら間違いなく持ちます。

そして防水機能が追加され、これで旅先のカフェだけでなくプールなどでも充電の減りを気にすることなく本が読める!と思ったのが、自分がKindle Paperwhiteを購入した大きな理由です。

★★

Kindel Paperwhiteで「読書体験が劇的に向上」はしませんでしたが、旅行時の読書に関して言えば、

  • 重い本を持って町歩きする煩わしさ
  • Kindleアプリで読む場合のバッテリーの限界

という悩みを解消してくれました。

あとはガイドブックが、紙のものと遜色なく使えるような環境と性能(端末の適度な大きさ?根本的なインターフェース?)がいつか整ってくれることを期待しています。

(おわり)

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