ブリュッセル航空 ボローニャ→ブリュッセル
2017年12月、ボローニャからブリュッセルまで、全日空とのコードシェア便、ブリュッセル航空 SN3126便を利用しました。
飛行時間は1,5時間、欧州の中都市間を結ぶフライトなので小型機です。
席に座ると、機内誌などと一緒に軽食メニューらしきものがあります。こんな短距離路線でメニュー?、と不思議に思って見てみると、値段が併記されていました。
要は、LCCの機内食メニューと同じシステムです。たしかコーヒー、紅茶、ジュースだけはサービスだったと思います。アルコール類や軽食は有料。
欧州都市間のフライトで、こういった経験は初めてでしたが、便名はブリュッセル航空でも運航は「Cityjet」というリージョナル航空会社。
小さい会社だし、経費削減とか、そんなものかなと思っていました。
FINNAIR ミラノ→ヘルシンキ
2018年2月、ミラノからヘルシンキまで、フィンエアーに乗りました(AY1752便、JALとのコードシェア)。
飛行時間は3時間、機材は中型機(エアバスA321)。
ミラノもヘルシンキも欧州のメジャー都市、飛行時間もそれなりに長いので、リージョナル航空会社ではなく、フィンエアー「本体」の運航です。
席に着くと、また有料機内食のメニューが。。
少なくとも3、4年前までは、例えばKLMだったら2時間のフライト(ボローニャ→アムステルダム)でも、サンドウィッチなどの軽食を機内サービスで出していました(2018年現在、どうなっているのか不明)。
別に、そこまで望んでいるわけではありません。たかだか2〜3時間ですから、軽食だって無くても構いません。ワインが1杯飲めたらうれしいですが、アルコール類も削られるのは致し方ないと思います。
でも、上記写真のメニューのように、チョコレートバーやスナック類などを2〜4ユーロで売るのはどうかと思ってしまいます。これでは、LCCとまったく同じです。
コーヒーか紅茶に、チョコレートやビスケットを1つぐらい添えたほうが何となく据わりもいいし、それが「気持ち」というものだと思うのですが、そこまで削る意味があるのでしょうか。。
BRITSH AIRWAYS ボローニャ→ロンドン
2018年3月は、ボローニャからロンドンまで、ブリティッシュエアウェイズに搭乗(BA541便)。
飛行時間は2時間、機材は中型機(エアバスA319)。
2015年に同便を利用したときは、欧州都市間の路線なのに、自分の好きなシンガポールのタイガービールがあって驚いたのを覚えています。
やはり有料のフード&ドリンクメニュー。やっぱりね、そういう時代の流れなんでしょう、などと思いながら、メニューを繰っていると、コーヒーまで有料。。ご丁寧に「2,5ポンド、または325avios」とマイルでも支払えるようになっていました。
調べてみると、2017年1月あたりから英国国内線と短距離路線で有料化になったみたいです。
ルフトハンザ、エールフランスは?
日本への帰国時など、自分が一番よく使うのがルフトハンザ便です。イタリアからフランクフルトかミュンヘンで乗り継ぎます。
最近の搭乗は2018年1月、フランクフルト→ボローニャでしたが、機内サービスは通常通り。飲み物と、袋に入ったスナックか、ビスケットでした。
エールフランスは、ここ数年利用していないのでわかりませんが、イメージでは、軽食は削ってもワインは提供し続けるような感じがします(機内食のときにワインのおかわりを頻繁に勧められた経験があります。食事中に乗務員がワインのボトルだけ持って回り、何回も勧めていたように記憶)
調べてみると軽食の有料化という情報はなく、さらにブリティッシュなどとは別方向のことをしているのを知りました。
通常の決まった機内食で満足できない人のために、オプションで、よりグルメな機内食を有料で事前予約できるというサービス。オプションなので、通常の機内食でよければ、もちろん今まで通りサービスに含まれているわけです。
長距離路線のエコノミー、プレミアムエコノミーが対象、料金は13〜28ユーロ。一度試してみようかなと思える価格設定だと思います。
利益率を高めるという目的は同じなのでしょうが、ブリティッシュやフィンエアーでは短距離路線のスナック菓子をも有料化、一方エールフランスではオプションで有料のグルメメニューを提供。乗客に与える印象の違いは明らかです。
自分は、エールフランスが特に好きなわけでもないのですが(むしろブリティッシュエアウェイズに好印象を持っていた)、これに関しては食にこだわるフランスのお国柄がいい形で表れているように思いました。
(おわり)