ベネツィア・バーカロ巡り不発→トラットリア

ベネツィアは、大観光地のわりにローカル感ある渋い飲み屋風の店が結構あるな、という印象がいつも残っていました。 例えば、数年前たまたま見つけたこの店。

8月末の平日に1日空きができ、ベネツィア映画祭に日帰りで行くことに。もう1つの課題は、こんな感じの店をもっと見つけてくること。

各駅電車でボローニャまで行ったので、2時間たっぷり下調べに費やす。わかったのは、ベネチアには、バーカロと呼ばれる主に立ち飲みでワインをひっかける居酒屋があるということでした。

というか、「バーカロ巡り」をテーマにしているブログや記事もたくさんあり、今まで知らなかったのが情けない限り。冒頭に紹介した「Cantine del Vino già Schiavi」もそのバーカロの一つ、ということみたいです。

バーカロ不発

車内で下調べして、実際に店まで行って様子だけみてきた(入店はしなかった)のがこの2店。

「Osteria al portego」は、12時ぐらいに店に着いて中をのぞいてみると、思ったより渋さがなく、カウンターにバックパックを背負った2人組がおり、何となく気が削がれてパス。

「Ai promessi Sposi」も、冒頭紹介の「Cantine del Vino già Schiavi」ほどの渋さはないものの、ボードに書かれた手書きメニューがイタリア語のみでいい感じ。が、思わず吸い込まれて入ってしまうような吸引力はなく、こちらもパス。夕方行くとまた違う雰囲気なのかもしれませんが。

結局入ったトラットリア

結局、昼食をとったのは以前に一度来たことがあるトラットリア。

  • 店名:Trattoria Cea
  • 住所:Cannareggio, 5422, 30100 Venezia

↓店の名刺からスキャン↓

この店のいいところは、外国人観光客でも気持ち良く接客してくれることと、昼の早い時間(12時)に行くと現地の土木・建設作業員のおじさん達で溢れ、ベネツィアで味わうのが難しい「ローカル感」をしばし味わうことができること。

おじさんたちはみんな口頭で告げられるランチメニューをとっていました。値段もおそらくローカル価格なのでしょうが、これは、ベネツィア料理と関係ない普通の肉料理だったりして、われわれ観光客向きではありません。

この日、自分がとったのは、南蛮漬け「Sarde in saor」(11ユーロ)と、イカスミパスタ(11ユーロ)、

それにハウスワイン4/1リットル(3ユーロ)。しめて、26.5ユーロ。ベネツィアにしてはまずまずのコスパか、と。

特別素敵な雰囲気の店というわけでなく、抜群に美味しいということでもないですが、1人で食事をするときや、昼は軽めにおさえて夜に勝負という場合の昼食要員として、使えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です