けっこう前から、サンタマリアノヴェッラ薬局の化粧水を使っています。 はじめはおみやげに頼まれて実家に持って帰り、自分でも使ってみたらかなり良くてそれ以来ずっと。
「skin tonic」と書いてありますが、顔につける化粧水です。
毎日欠かさず使っているわけではないですが、自分の場合、半年以上もちます。
(この化粧水とサンタマリアノヴェッラ薬局については、こちらにも書きました)
本店はフィレンツェで、イタリア各地に取扱店があり、いつもは店舗で買っているのですが、今回はコロナ渦のため公式サイトからネット注文しました。
種類豊富な石鹸
送料がかかるのでどうせならもう1点ぐらいと思い、石鹸も買ってみることに。
- ミルク石鹸(€10)
- ザクロの石鹸(€10)
- アーモンド石鹸(€10)
- オリーブオイル石鹸(€14)
- ビロード(?)石鹸(€23)
- タバコ(黄褐色?)石鹸(€21)
種類がかなりあります。ミルク石鹸の香りだけでも、クチナシ、カーネーション、ジャスミン、バラ、スミレなど。
上記の他に男性用石鹸も。
ビロード石鹸とタバコ石鹸は、確かにそう書いてあるのですがどういうものなのかよく分かりません。Tabaccoを辞書で調べたら「黄褐色」という意味もあったので、そういうことかも。
サイト内の説明書きを読んでみると、保湿力が高そうなのはアーモンド石鹸とオリーブ石鹸。そして、アーモンドの方を選びました。
香料強めなケーキのような香り
注文したのは化粧水と石鹸ですが、水1本と消毒用ハンドジェルがサービスで付いてきました。
消毒用ハンドジェルは、同薬局オリジナルのもの。さて、アーモンド石鹸。
箱がかっこいい。どんな香りがするのか楽しみです。ずっと家にいる今のような生活では、こういう楽しみ、貴重。開けた瞬間、強烈な香り。いい香りというより「美味しそうな」香り。
甘さ控えめが好まれる日本に比べ、海外でケーキ類を食べるとガツンとくる甘さと香料を感じますが、そんなケーキの香料のようなアーモンドの香り。
ずっと使っている化粧水のほうは、デリケートな花の香りで、コスメらしい香りですが、アーモンドはコスメよりスイーツらしい香りなので、実際使ってみるとどうなるのか。。
使用後感はどうか
石鹸置きに載せると浴室中がアーモンドの甘い香りで満たされます。
まだボディシャンプーが残っていましたが、すぐその日の夜に使用。
泡立ちはとてもいいです。
泡立てても、アーモンドの香りは結構残っています。
私は乾燥肌で、冬場は乾燥してかゆくなるので、保湿力が高そうなこの石鹸を選びました。
なので、重要なのは使用後。シャワーを浴びてタオルで拭いた後。
肌がさらっとするよりは、ちょっとみずみずしさを与えてくれる感じがあります。
普段使っているボディーシャンプーもいわゆる「モイスチャー成分」配合のやつで、たしかにシャワー後に潤いが出るような感じがあるのですが、なんというか「コーティング」されたような潤い。
実際、シャワーブースの床タイルが、このモイスチャー成分にコーティングされたようになり、掃除しても2〜3日で床のツルツルがなくなります。
このアーモンド石鹸のほうは、ボディーシャンプーのような人工的な「モイスチャー」ではなく、自然な感じがしました。
日常生活のディティール
(男のくせに)石鹸1つに10ユーロはありえない、というむきもあるかと思います。最上級のビロード石鹸は23ユーロ。
でも、最上級品がたった23ユーロ、とも言えるかと。
石鹸のようにもともとの単価が低いものは最高品質のものでも、ピザ屋での食事1回分ぐらいでおさまります。
スーツ等ではそうはいきません。どんなに価格が低いものでも数万円はするもので高品質を求めると天井知らずになってしまいます。
しばらくは旅行もできないし、気軽に飲食店にも行けませんが、それこそ石鹸のような日常生活の細部のクオリティを上げてみよう、と思うようになりました。
(おわり)