【フィレンツェ】ドゥオモが見えるルーフトップ・ワインバー

フィレンツェのドゥオモが見えるルーフトップ・ワインバー、についてです。

中心部の広場「Piazza della Repubblica」に「Rinascente」というデパートがあり、その屋上がこじんまりとしたテラスになっています。

レプッブリカ広場にあるデパート「Rinascente」↓屋上部分にテラスとパラソルがあるのが見え、ここがエノテカになっています。

店名:Toscanino Firenze
場所:デパート「Rinascente」の最上階
住所Piazza della Repubblica 4, Firenze 50123Googleマップで
サイトwww.toscanino.com/toscanino-firenze/

 

ベタな場所にある穴場?

レプッブリカ広場はドゥオモから約400m、観光客なら必ず一度は通るような場所。

その広場に建つデパート「Rinascente」も、ミラノやローマにもある有名デパート。ミラノの「Rinascente」は男性モノの品揃えも充実していて、私もミラノに行ったときはよく立ち寄ります。

が、フィレンツェの「Rinascente」はミラノに比べると店舗面積が狭いためか、ややぱっとしない印象があり、この日も素通りしようとしたのですが、入り口付近のフロアガイドに、

屋上のテラスにワインバー

と書いてあるのが目に入りました。フィレンツェ中心部の有名デパートの最上階ワインバー、とあまりにベタなので激混みしているに違いなく、あまり期待せずにとりあえずどんなところかのぞきに行ってみようとエレベーターに乗って最上階へ。

 

18時30分頃入店、15分ぐらい待って席へ

デパート「Rinascente」に入り、エレベーターに乗って最上階へ。たしか4階か5階。降りてみると服売り場。。エレベーターで直接テラスのワインバーに行けるわけではないようで、うろちょろしていると奥のほうに階段を発見。階段を上っていくと、受付兼ワイン売り場のような小部屋。テラスはもう1階上です。ここにいる人はテラス席が空くのを待っている人たち。激混みというほどではありませんが、まぁだいたいどんなところか分かったので退散しようとしたら、続けざまに、階上のテラスから下りてきて出ていく人たちがいたので、意外と回転がはやいのかも?と思って待ってみることにしました。店員の男性に名前を告げ、ウェイティングリストに。

上の写真もそうですが、おそらく8割がたアメリカ人。この店だけでなくフィレンツェはアメリカ人観光客が多いように感じます。

待っているときイタリア人の2人組が待合室まで来たのですが、待つ必要があると分かると引き返していきました。

自分たちも同じような行動をとっていたはずでしたが、たどり着いたとき、たまたま同じタイミングで店を出ていくお客さんを続けざまに見て「待ってみようか」となったわけで、これが後の「引き」をたぐり寄せたかたちとなりました。

入店したのは18時30分頃で、15分後ぐらいには名前を呼ばれて席に案内されました。

 

ドゥオモが一番よく見える席を引き当てる

15分ぐらい待った後に名前を呼ばれ、待合室から階段を上ってテラスへ。階段を上りテラスに足を踏み入れたとき「勝った!」と思いました。素晴らしいテラス。頭上こそパラソルに覆われていますが、ガラス窓などはなくすっきりしていて、広すぎずこじんまりとしているのがいいです。プライベートの邸宅のテラスをちょっと大きくしたぐらいの大きさで、あまりガヤガヤしていません。

満席のため空いた席から順次案内されていくので、どこの席になるかは100%運次第。そして、、恐ろしい引きの強さをみせました。ドゥオモのクーポラが一番よく見えるコーナー席。天気も時間帯も申し分なし。

このときは9月下旬だったのですが、5月に並び、気候的にベストシーズン。この時期の夕暮れどきにオープンエアで一杯飲むのは本当に気持ちがいいです。テラス中央のテーブル(↓)になってしまった場合、頭上にパラソルがあるため開放感が少し薄れるかもしれません。テーブルによってはドゥオモが全く見えない場所も。

それでも、360度ビューまではいきませんが、長方形の形をしたテラスの3辺は何も遮るものがなく見晴らしは良好です。

 

夕食前に軽く飲む、という使い方が良さそう

グラスでワイン(€8)とビール(7,5)、そして軽めのつまみをとりました。
(Giotto Vegie Piccolo、8)ルーフトップのワインバー、と書いてきましたが、つまみだけでなくちゃんとした食事もできるレストランです。

このあとの夕食はトラットリア「Sabatino」と決めていたので、食事前に軽く一杯という格好になりました(イタリアでいういわゆるアペリティーボ)。

アジア諸国のような高層ビルネオンの夜景がないイタリアでは、日が暮れてきて薄暗くなってくる時間帯の街が一番きれいだと感じます。完全に暗くなってしまうと闇に埋もれてしまう建物も多いので、夕暮れ時にきて夕食前に軽く一杯、という使い方がよさそうです。イタリアは5月頃から日が長くなり、日没時間は最遅で21時過ぎなので、5月〜8月は夕食前の時間帯では夕暮れを見れません(上の写真は9月末の19時20分頃)

フィレンツェ中心部の有名デパートの最上階、そして9月末という観光シーズンでありながら、待ち時間15分で席に着けたのは運が良かったというかちょっと奇妙な気がしました。

調べてみると、デパート「Rinascente」自体が全面改装中で、この屋上テラスのワインバーも2019年2月にオープンしたようで、まだそこまで認知されていないからかもしれません。

(おわり)

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