「FALCONERI」は、全商品 Made in Italy のニットに特化したブランドで、おそらくここ3、4年ぐらいで、イタリアの小・中都市でも店舗をよく見るようになりました。
イタリアで買い物するなら、Made in Italy のものが欲しいのに、有名ブランドでも中国製や、EU生産ばかりで、イタリア製を見つけるのはちょっと難しいぐらいです。
「FALCONERI」は、全製品イタリア製で、価格帯もいわゆる高級ブランドより手頃。まずは、2017年10月現在のショーウィンドウの写真↓↓
(左)ジャケット €257、(右)セーター €157、マフラー €69
ジャケットとニットを買った話
高級ブランドのセールはよく知らないのですが、この手のメーカーなら7月と1月のバーゲンシーズンに必ずセールをしてくれて有難いです。
2017年冬バーゲン時、ジャケットを物色しに店へ。ジャケットを買ったら一緒に着るであろうシャツとズボンを履いていき、さっそく色々試着させてもらう。
一つ気に入ったモデルがあったのですが、着てみるとどうもしっくりきません。すると、女性店員に「うちのジャケットは、ニットに合うように作られているから、試しにニットを着てみれば?」と言われ、「ジャケットもニットも買ってしまったら予算オーバーなんです」とも返せず、とりあえず着てみる。
ジャケット(€297→€148)、ライトカシミアのニット(€227→€158)
結論としては、店員さんの言う通り、ニットを下に着ると、とてもよくて両方買ってしまいました。。
店に入る時のマナー
日本では店に入ると、店員のほうから「いらっしゃいませ」と挨拶してくれ、客の方は店内を好きなように見て回り、黙って出て行ってもまったくOKですが、イタリアではちょっと勝手が違います。
店に入る時は、客の方から挨拶して、店に入ったことを店員に知らせます。たいていの場合、店に入った=見立てはついていてほぼ買うつもり、ぐらいに思われるので、買うつもりがない場合は「ちょっと見てもいいですか?」とまず聞くようにしています。
その先手をこちらから打たないと、店員にマンツーマンでつかれて、あれやこれや薦められ、ゆっくり見ることができません。
店員に身を任せるのもあり?
大きい店でない限り、たいてい、店に入ると店員がマンツーでついてきます。こちらから「ちょっと見てもいいですか」と先手を打ったときでも、張り付いて、ひっきりなしに色々勧めてくる店員も。
ちょっと面倒なのですが、勧め方がうまかったりする店員さんの場合、のってみたりもします。FALCONERIのジャケットを買った時も、自分がちょうど迷っているところに的確なものを勧められて、予定していた以上のものを買ってしまいました。
紺のジャケットに合わせるニットを、自分は無難にグレーかと思っていたら、ロイヤルブルーのニットを試着させられ、それが確かによく映えます。自分だったらまず選ばない色でした。
結局、グレーの方がバーゲン対象品だったのでそちらで手を打ちましたが、やっぱりイタリア人はセンスがいいなあと思ったりもして、うまく勧めてくる人には身を任せてみるのもありかな、と感じました。
FALCONERIの店舗、イタリア主要都市ほぼ網羅
ミラノのモンテナポレオーレ通り、ローマのコルソ通りなど、大都市の有名ショッピングエリアから、小中都市もだいたい店舗があります。オフィシャルサイトの store locator から町名を入力して検索できます。
(おわり)