【モノレール開通】ボローニャ空港から駅、市内までの行き方、タクシー料金など。フィレンツェへは1時間半

ボローニャは、交通の要衝で、ミラノやフィレンツェなど主要観光都市の中間に位置します。

高速列車に乗れば、2時間半以内でだいたいの都市をカバーできるので、周遊旅行の起点にも最適です。

ボローニャ空港←→市内のアクセス方法は、

  • 7分〜15分おきに出るモノレールで約10分(片道9,2ユーロ
  • タクシーで約20〜25分(20〜25ユーロぐらい
モノレール「Marconi Express」は2020年11月開通。それまでは空港バスが走っており十分便利だったのですが、モノレール開通後は廃止となりました。(*路線バスを乗り継ぐことによって市内へ行くことも一応できる )

モノレールかタクシーか。

2択になるわけですが、2人以上ならタクシーのほうが快適だと思います。

が、私が利用した6月(2022年)のときは、旅行シーズンということもありタクシー乗り場には長い列ができていました。

↑ここまで列が長かったらモノレールにしたほうがいい気がします。

後述しますが、モノレールにしてもキャパが小さいため次発まで待つこともあるのですが、10分弱で終点のボローニャ駅に着くので、乗ってしまえばあっという間です。

他にも、ボローニャ空港からフィレンツェへ行く場合や、他都市へのアクセスについても触れてみます。

 

 

ボローニャ駅まで10分直通のモノレール、乗り方

2020年開通でまだ新しいモノレール。空港に直結しています。

まず基本情報を。

  • 終点ボローニャ駅まで10分弱
  • ピーク時は7分おき、それ以外は15分おき発車
  • 片道9,2ユーロ、往復17ユーロ
  • 切符は、オンラインor券売機購入
  • タッチ決済付きクレジットカードなら、直接改札ゲートにかざして乗ることも可
  • オンライン購入は www.marconiexpress.it

スーツケースを引き取り出口を出ると、すぐにモノレール「Marconi Express」乗り場の表示が見えます。

モノレール駅は空港の2階とつながっています。

乗り場へ向かう通路に、すでに列↓↓ができていることがあります。

モノレールは2両編成で車両も小さく、キャパが限られているので、次のモノレールを待つための列。

券売機は列の先のほうにあるのですが、まず切符を買ってから並ぶのか、この列自体が切符を買うための列なのか戸惑っている人も多く、私も係員に聞きました。

切符を持っていなくても並んでしまっていい、ということでした。

前のモノレールが出発すると列が進み、切符を持っている人は改札機へ、持っていない人は券売機へと振り分けられて行きます。

オーソドックスな券売機。50ユーロ札、20ユーロ札はだめ。カードok。

自動改札は、最近普及してきたタッチ決済クレジットカードに対応。

↓こんなようなマークが付いているクレジットカードなら、日本の交通系ICカードをタップするようにして、自動改札機を通ることができます。

モノレールは2両編成で、車内はかなり狭く感じます。満員電車のような状態。換気機能はあるのでしょうが窓も開かないのでいわゆる「密」です。

この写真ではないのですが、復路で利用したときは(2022年6月)、イギリス人旅行者と思われるグループが完全ノーマスクでこの密閉空間でがんがん話していて、乗車時間10分弱とはいえちょっと嫌だなぁと思いました。

車内にはスーツケースを置くための棚などはなく、混んでいるとこんな状態に↑↑なってしまいます。

混雑時に大型スーツケース持参の場合、なかなか微妙なものがあります。

このモノレール、初めて利用してみた印象としては、10分弱で着くというところ以外には快適さを感じませんでした。

 

ボローニャ空港からフィレンツェへ直行バスも

フィレンツェにも空港はありますが、ときどきボローニャ空港からフィレンツェへ向かう人もいるようです。

ボローニャ空港からフィレンツェへ直行するバス、一応あります。空港に案内が貼ってあります(クリックで拡大可)このバスを運行している会社のサイト、

www.appenninoshuttle.it

によると、フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅まで約1時間20分。運賃は、運転手から購入で片道25ユーロ、オンライン購入で20ユーロ。時刻表も同サイトに掲載されていますが、2時間に1本ぐらいでやや不便です。

ボローニャ空港→ボローニャ駅→フィレンツェ フィレンツェへの直行バスの時間が合わなかったら、このルートでも勿論いけます。

ボローニャ空港

↓(15分おきに出るモノレールで10分)

ボローニャ駅

↓(20〜30分おきに出る高速列車で35分)

フィレンツェ・サンタマリアノヴェッラ駅

旧国鉄「Trenitalia」と2006年に鉄道事業に参入した「Italo」と2つの鉄道があり、どちらでもフィレンツェへ行けます。

「Italo」は高速列車のみを運行。「Trenitalia」は各駅列車もありますが「Frecciarossa」か「Frecciargento」という名前の高速列車に乗れば、フィレンツェまで所要35分。

運賃は「Italo」で約25ユーロ、「Trenitalia」で35〜48ユーロ。当日購入の普通料金です。

 

他都市へのアクセス良好。ボローニャ起点のススメ

冒頭の地図をもう一度。ボローニャは他の主要都市へのアクセスが良く、周遊旅行の起点には最適だと思います。

ボローニャ駅から高速列車を利用した場合、

  • ボローニャ → フィレンツェ(35分)
  • ボローニャ → ミラノ(1時間10分)
  • ボローニャ → ヴェネツィア(1時間25分)
  • ボローニャ → ローマ(2時間15分)

と、日帰り観光も可能。その場合、駅近くに宿をとればラクですが、駅正面に並ぶ3つのチェーン系ホテルをはじめ、選択肢は豊富です。私もその中のいくつかに宿泊したことがあり、それについてはこちらに書きました。

ボローニャのホテル選びは駅近から。おすすめ5ホテルと宿泊した印象など

2018.09.21

日本からボローニャへ直行便は勿論ありませんが、欧州の主要航空会社、そしてターキッシュとエミレーツもボローニャへの便を持っています。そのあたりの「ボローニャ起点のススメ」について、本記事と重複する部分もありますが、ここに書きました。

街自体もコンパクトで周りやすく、美食どころでもあり、フィレンツェやヴェネツィアほどの華やかさこそありませんが、いい街だと思います。

(おわり)

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