2018年2月、初めてのクアラルンプール観光。旅行前、まず調べたのは空港から50km離れた市内までの移動方法でした。いろいろなサイトやブログで詳しく解説しています。
50kmという距離なので、タクシーやバスより、中央駅「KLセントラル」まで約30分で結ぶ特急電車「KLIAエクスプレス」が確実で早いだろうと、事前にオンラインでチケットを購入しました。
実際、空港に到着してから何の問題もなく、スムーズに中央駅まで行くことができました。
ところが、中央駅「KLセントラル」から、繁華街「ブキッビンタン」地区のホテルまでの行き方となると、2017年開通のMRT(地下鉄)など、細かい情報が割と少ないような気がしたので、それについて書こうと思います。
SIM、エアポート特急の切符は日本で事前購入がスムーズ
最近の海外旅行で、些細ではありますが、こんな問題が時々あります。
現地通信会社のSIMカードを空港で調達したい
↓↓
SIMカードの購入は現金のみ
↓↓
レートの悪い空港の両替所で少額でも両替するしかない‥‥
今回のクアラルンプール旅行では、SIMカード(↓写真)はamazonで事前購入、空港から中央駅「KLセントラル」までの特急電車切符もオンライン購入したので、レートが悪い空港で両替をせずに済みました。
- 商品名:AIS SIM2FLY 8Days 4G/3G ローミングSIMカード
- 販売会社:ワイズソリューション
- 価格:1400円(同社サイトでの購入価格)
- アジア16カ国で使用可能。日本も含まれているので、日本でスマートフォンに挿して設定できる
空港で両替せずに済んだので、特急電車に乗って中央駅「KLセントラル」に着いてから、駅構内で両替しました。最もレートがいい両替所、とかではありませんが、そこそこ良いので十分です。少なくとも空港よりいいレートでした。
- 中央駅「KLセントラル」内の両替所の1つ:「Merchan Trade」
- 場所:KL Sentral Station DH5, Departure Hall, Level 1
- 営業時間:10:00〜20:00(土日も同様)
- サイト:www.mtradeasia.com/home/outlets
空港と市内中央駅「KLセントラル」を結ぶ特急電車「KLIAエクスプレス」の切符はオンライン購入し、プリントアウト(↓写真)。往復ともに、QRコードをかざして自動改札を通ります。空港の販売機でマスタカードを使えば20%割引になるようですが、オンライン購入でも10%割引。往復で90リンギット(定価は100リンギット)。
結論として 空港に到着してからのスムーズさを考えると、❶SIMは日本で購入し事前に設定、❷50km離れた市内まではタクシーでなく特急電車「KLIAエクスプレス」利用、❸その切符もオンライン事前購入、というのが、中央駅「KLセントラル」までの道程としては、最もスマートだと思います。
こうすれば、空港で、現地SIM取り扱いカウンターに並んだり、特急電車の切符購入に手間取ったりすることなく、スーツケースをピックアップしたら特急電車乗り場に直行するだけです。
中央駅「KLセントラル」からタクシーのつもりが「1時間待ち」
ということで、空港から中央駅「KLセントラル」まではスムーズに到着。
ここからが本題、中央駅「KLセントラル」から、繁華街「ブキッビンタン」地区のホテルまでの道中です。
結論として、配車アプリ「Grab」か「Uber」を使ったことがある人であれば、これを利用して滞在ホテルまで乗りつけるのがベスト。
中央駅「KLセントラル」から繁華街「ブキッビンタン」地区までは、渋滞しても20〜30分、乗車料金200〜400円(価格は混雑状況等によってリアルタイムで変動)でいけると思います。
自分の場合、配車アプリを使ったことがなかったので、ここでの「デビュー」は見送り、タクシーでホテルまで行くことに。
ところが、中央駅「KLセントラル」のタクシーは乗車券を事前購入するのですが、カウンターへ行って滞在ホテルの名前を告げると「1時間待ち」と言われてしまいました。(19時30分頃という時間帯とスコールのため?)
予定変更:中央駅「KLセントラル」からMRTで「ブキッビンタン」駅へ
1時間もタクシーを待っていられないので、中央駅「KLセントラル」から「ブキッビンタン」まで公共交通機関を使って行くことに。
選択肢は、モノレールか、2017年に開通したばかりのMRT(地下鉄)。
モノレールは2両か4両編成で、車内も狭く、いつも混雑していると読んだので、MRT(地下鉄)を利用。
↑やや窮屈なモノレールの車内
MRT(地下鉄)の乗り場までは少し歩きますが、「KLセントラル」駅構内であることに変わりなく、表示に従って行けばたどり着けます。ただしMRTの駅名は「KLセントラル」ではなく「Muzium Negara」。
券売機で、「token」と呼ばれる青いプラスティックのコインのようなものを購入。それを、自動改札機に接触させて通ります。
MRT(地下鉄)は2017年開通ということで、ホームは真新しく、広々としています。行き先表示も分かりやすく、間違えようがありません。「ブキッビンタン」駅までは3駅。
車内もぴかぴか。広くて空いているので快適。12〜13分で「ブキッビンタン」駅に到着。
Googleマップに表示されないMRT(地下鉄)のブギッビンタン駅
「ブギッビンタン」は、クアラルンプール随一の繁華街。
前述のとおり、空港から中央駅「KLセントラル」までは特急電車で30分。中央駅「KLセントラル」から、この「ブギッビンタン」地区までの公共交通機関は、以前はモノレールのみだったようです。
2017年7月にMRT(地下鉄)が全線開通し、中央駅「KLセントラル」から「ブギッビンタン」まで、MRT(地下鉄)でも行けるようになりました。
モノレールの「ブギッビンタン」駅と、MRTの「ブギッビンタン」駅は、近接していますが繋がってはいません。Googleマップで見ると、モノレールの「ブギッビンタン」駅は表示されますが、MRTの「ブギッビンタン」駅はどこに位置しているのかわかりません。
位置関係はこうなっています(ここをクリックで拡大地図)MRT(地下鉄)「ブキッビンタン」駅直結のホテルはありません。
とにかくよく雨が降るので、できるだけホテルに近い出口から出るのが肝要になってきます。
MRTブギッビンタン駅出口「D」 パークロイヤルホテル、JWマリオット、ウェスティン(地図では見切れているが、JWマリオットの隣)、リッツカールトン(見切れているが、地図右下ショッピングモール「スターヒルギャラリー」に隣接、直通通路あり)
MRTブギッビンタン駅出口「E」 グランドミレニアムホテル(出口を出たらすぐ)、ショッピンモール「Pavilion」
MRTブギッビンタン駅出口「A」 屋台街「ジャランアロー」
MRTを多く使うのであれば、ベストロケーションは間違いなく、出口「E」を出てすぐのグランドミレニアムホテル。ほぼ直結といっても差し支えありません。Booking.comの評価でも「8.0」(10点満点)とまずまず、価格も1万円前後と手頃。
ブギッビンタン駅出口「D」からリッツカールトンまで
滞在したのは、リッツカールトン。せっかくのいいホテルなので、お行儀よくタクシーで乗りつけたかったのですが、中央駅「KLセントラル」からのタクシーが1時間待ちと言われ、配車アプリも使ったことがなかったので、MRT(地下鉄)でホテル最寄駅「ブギッビンタン」駅へ。リッツカールトンは、ショッピングモール「スターヒルギャラリー」と直通通路で繋がっていると事前に読んでいました。
なので、出口「D」から出て、地図右下「スターヒルギャラリー」を目指しました。100mぐらいありましたが、こんな感じ(↓写真)の、屋根があるようなないような道で、何とかあまり濡れずに済みました。
クアラルンプール・ホテルのエリア選び
空港から特急電車で30分の中央駅「KLセントラル」に隣接している3ホテル(ヒルトン、ルメリディアン、アロフト)が、一番楽なのは明らかだったのですが、それでは面白味がないような気がし、周辺に観光スポットも乏しいように感じました。
ブギッビンタン駅周辺に宿を取れば、同地区のショッピングモール「Pavillion」から、クアラルンプール観光のハイライト「ペトロナスツインタワー」まで「ウォークウェイブリッジ」という空中遊歩道を歩いていくことができます。雨や暑さも凌げますし、夕食後などでも気軽に行けます。
これもあって、ブギッビンタン地区のホテルを選びました。
クアラルンプールは初なので、オーソドックスにこのブギッビンタン地区を見て、この街の感じを何となく掴むことができました。次回があれば、もう少し生活感のある地区に宿をとって、そこを起点に攻めてみたいと思います。
にしても、マレーシアは、クアラルンプールより、マラッカやイポーなどの中都市のほうが面白そう。。
(おわり)