広島発のスニーカーブランド「スピングルムーヴ」のSPM-110というモデルについてです。
都内の百貨店でふと目につき、ブランドのことは全く知らなかったのですが、デザインと日本製であることが気に入って購入しました。
モデル:SPM-110
サイズ:LL
色:Dark Blue
価格:19800円
でも、残念ながら「SPM-110」というモデルは自分の足に合わず、近場に出かけるときにしか履いていません。。
「日本人の足に合わせた設計」と「究極の履き心地」が売りで、レビューを見てもそのあたりには定評があるようです。
ですが、靴というものが合う・合わないの個人差が大きいものである以上、私のように合わない人がいるのも仕方のないことです。
スピングルムーブは、サイズ展開やサイズ選びも独特なので、そのあたりのことについても書いてみようと思います。
サイズ表記はS・M・L 「足囲」のフィット感で選ぶ
都内百貨店の何となく立ち寄った靴売り場で、特にどういうブランドがも知らずに、デザインと色がかっこいいなと思って買いました。
もちろん試し履きしたのですが、私は靴のサイズ選びを失敗することが多く、結果的にこのスピングルムーヴも失敗してしまいました。
原因は、
- サイズ表記がLLで、それ以上大きいサイズはないと勝手に思い込んでいた(実際はXLもある)
- 横幅がちょっと窮屈に感じたがつま先に余裕があったので、履いていくうちに馴染むだろうと思った
まず、サイズ表記が、cmではありません。
M → 25,5cm
L → 26,5cm
LL → 27,5cm
XL → 28,5cm
私はだいたいいつも27cmか27,5cmを履いているので「LL」でいいはずなのですが、長時間歩くと親指の付け根あたりが痛くなります(試し履きのときも少し違和感があったがそのうち馴染むだろうと思った)つま先に向けて細くなり始めている部分が当たってしまうのです。
これは、この「SPM-110」というモデルに特徴的な形であり、実際他のモデルを試し履きしたときは、同じLLサイズでも当たる感じがありませんでした。
つま先に結構余裕があったのに、結果的にジャストサイズではなかったのは、もともとつま先部分に「捨て寸」という余裕を持たせた構造になっているからのようです。(Spingleのサイズ選びについて)
同ページで、サイズ選びはタテ幅(足長)でなく、「足囲」のフィット感で選ぶように推奨しています。タテ幅でもヨコ幅でもなく、足回りの立体的な「足囲」で選ぶのがポイントのようです。
このあたりのアドバイスは商品に詳しい直営店でないと得られないと思うので、購入は直営店がいいと思います。
サイズ展開は1cm刻み、モデルによって合うサイズも違う
自分がサイズ選びを間違えただけなのに言いがかりをつけているみたいになってしまっていますが、デザインと色は本当に気に入っています。
で、購入1か月後ぐらいに、別のモデルも見たくなり直営店に行きました。
ハイカットもいいなと思って「SMP-356」というモデルを試し履きさせてもらいました。
自分が買ったモデルと同サイズの「LL」を、この別モデルで履いてみるとジャストフィット。
店員さんも、それぞれのモデルで形が違うので、モデルによってジャストサイズは変わってくると言っていました。
無意味ですが、自分が買ったモデルの1つ大きいサイズだったらジャストサイズだったのか試してみたくなり、「XL」を履いみると。。
今度は明らかに大きすぎてバランスが悪い。。
LL (27,5cm)←購入したサイズ
XL (28,5cm)←大きすぎる
おそらく28cmというサイズがあればちょうどいいのでしょうが、スピングルブーヴのサイズ展開は1cm刻みです。靴ブランドとしては珍しい特徴です。
気に入ったモデルがあってもサイズが1cm刻みなのでジャストサイズがないということもあり得ます。
参考データ
参考データとして他のメーカーで、自分が履いているサイズは、
オニツカタイガー「セラーノ」:28cm
パトリック「マラソン」:44
で、スピングルムーブの「SPM-110」というモデルで「LL」では窮屈、「XL」では大きすぎるという結果でした。
気に入っているところ
① ダークブルーという色 ネイビー系の革靴って結構少ないと思っています。自分は無難な色が好きで、持っている服はほとんど紺かグレーで、パンツはグレーが多いので紺色系の靴をずっと探していました。
② ステッチと紐の色 ダークブルーという暗い色ですが、ステッチがアクセントになっていていそんなに重い感じがしないかなと。そしてグレーの紐も締まって見えます。
靴紐は同系色がいいという人もいると思いますが、オリジナルの靴紐が11色あるので買い足せば変えることも可能。こういうところ、地味に重要だと思います。
好みが分かれる巻き上げソール
スピングルムーヴの特徴は、この独特なソールです。
ソールが巻き上がるようにして、かかとや、
つま先部分も覆っています。百貨店の店員さんは、このソールは体育館履きから着想を得ている、と言っていました。
試し履きしたときは、ちょっと主張が強いかなと思いましたが、実際に履いているときは上からのアングルで見ているので、そんなに気になりません。
サイトの紹介によると「自社ゴム工場で職人がゴムを調合することろから手がけ、高い屈曲性を実現するため天然ゴムを使用している」とかで、たしかに自分の足にハマった人には履き心地がいいんだろうな、と思います。
スポーツブランドのスニーカーに飽きたら
世界的な流れなのでしょうが、ここイタリアでも7、8年前から街でスニーカーを履く人が多くなってきたように感じます。
体感では、10年前ぐらいに若い人を中心にコンバースが目立ち始め、5〜6年前はアディダススタンススミス率がやけに高くなり、そこからは各スポーツブランドの特にクラシックスニーカーが百花繚乱。
せっかくイタリアのメーカーが作る革靴はかっこいいのに、店でもスポーツブランドのスニーカーが多くて、ここ数年こちらで靴を買えていませんでした。
スポーツブランドのスニーカー全盛の中では、レザースニーカーは新鮮な感じがします。
同じスニーカーでも革だとやっぱり落ち着いた印象があります。
個人的に、かしこまった格好をする必要はないけどスポーティーなスニーカーだとちょっと落ち着かない、といった状況が割とあるので、そういう時に重宝しています。
(おわり)