【インディゴ シンガポール カトン】地域文化の反映がコンセプトのリピーター向けホテル

インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)ブランドの1つ「インディゴ 」。

その土地の歴史や文化を取り入れるのがコンセプトだそうで、それぞれのホテルが立地する地域によってテイストがまったく違ってくるようです。

例えば、2019年開業「インディゴ 箱根強羅」では、全客室、温泉風呂付きになるとか。

今回宿泊した「インディゴ シンガポール」は、歴史的町並みが残るカトン地区に立地。プラナカン様式の建築物が残り、近代的なイメージのシンガポールとは違う顔を持つエリア。

コンセプト通り、この土地の特色あるプラナカン文化の装飾を客室のデザインに取り入れたユニークなホテルでした。「プラナカン」というのは、マレー半島に移民してきた華人が現地に同化して生まれた文化。私は、こういうミックスカルチャーみたいなものが好きで、それを活かしたホテルのデザインがとてもいいと思いました。

 

ホテル インディゴ シンガポールの特色

ホテル名:Indigo Singapore Katong
住所:86 East Coast Road(Googleマップで
時期:2019年1月
宿泊費:209シンガポールドル(17320円)、朝食込み、公式サイトから予約

滞在をふりかえってみると、よかったなぁと思うところが多く、立地に難があっても(地下鉄駅が遠い)次回も宿泊したいと思っています。

よかったと感じた理由やこのホテルの特色について:

  • まずは立地について吟味する必要あり。中心街から離れていて地下鉄駅も遠く(空港は近くタクシーで15〜20分)、マリーナベイサンズに象徴される近代的シンガポールとは趣の違うカトン地区に立地。リピーター向けだと思います。そのカトン地区、地下鉄駅からこそ離れてはいるが、飲食店やモールなどが揃い夜もそこそこ賑わう完結したエリア。そして、ローカルフードの名店が集まるグルメエリアでもあります。
    (カトン地区のグルメマップなどについてはこちらに書きました)

 

  • 2016年開業で新しい設備 & ローカル文化の「プラナカン」要素を取り入れた客室。

 

  • 朝食をとったホテルのメーンダイニング「Baba Chews」は、ホテルと別棟になっている警察庁舎をリノベーションした建物。ここの雰囲気がとてもよく、朝食メニューにカヤトーストなどのローカルフードも。

 

  • 屋上にはインフィニティプール。そこまで大きくはないし、ベイエリアの景色が広がるわけでもないが、私にはとてもくつろげた。

 

  • 海まで歩けるほど近いが客室は反対側で海は見えない。客室から見えるのはカトン地区の景観。景観保存のため高層建築が制限されていると思われ、見晴らしがいい。

 

朝食は警察庁舎をリノベした別棟でローカルフード

アジアは朝食文化が豊か(台湾の豆乳、香港の朝飲茶!)なので、ホテルの朝食はパスして外へとりに行くことが多いです。

シンガポールでも、「ヤクン」(yakun.com)にカヤトーストを食べに行ったり、朝から屋台でヌードルをすすったりするのが好きですが、ホテルのコンセプトが「地域文化の反映」ということで、朝食にもそれを期待して、朝食付きプランに。先述のとおり、朝食をとる場所はメーンダイニングのレストラン「Baba Chews」で、ホテルと別棟の警察庁舎をリノベーションした建物(↑写真)であることにも興味をひかれました。

ビュッフェに加え、オーダー式のメニューもあり、カヤトーストも。コーヒーもセルフサービスのマシーンではなくて美味しかった。オーダー式メニューの中には日替わりのローカルフードもあり、この日はマレーシアの国民食ナシレマも。

ブッフェエリアには、パンやサラダ、果物とジュース類、点心や、エッグタルトも。そして何より雰囲気がいいです。窓からはプラナカン建築のショップハウス、内装は、ホテルの客室と同じプラナカン様式の意匠が。レストラン名にもなっている「Baba」というのは、移民してきた中華系男性とマレー系女性の間に生まれた男子のこと(女子はNyonya)。これは、クアラルンプール旅行で学びました。

夜はローカルフードも提供し、内装を見てわかるようにバーとして使うこともできそうです。朝からビールを飲んでいる人も。。朝食時間は6時30分から。7時前に行ったら3〜4組しかおらず居心地もいいので、けっこう長居しました。一度、夜も来てみたいとも思いました。

 

客室の機能性や、その他いろいろ

最後に、客室の機能的な部分や、その他いろいろ箇条書きで。

  • シャワーとトイレは別々。シャワールームは間仕切りやドアがないタイプ。カテゴリーによってはバスタブ付きの部屋もあるよう。
  • アメニティーのボディウォッシュはレモングラスの香り。表示を見るとオーストラリアのオーガニックコスメブランド。
  • コンセントの差込口は枕元にもあり、変換プラグがいらないタイプ。日本のコンセントもそのまま入った。
  • 各部屋に1台、無料貸し出しのスマートフォン。試してはみなかったが、これをGoogleマップや検索専用にし、SNSやメールは自分のスマホで、と併用すればバッテリー消耗が抑えられていいかも。
  • ロビーで売っていた、プラナカンデザインのマグカップ。買おうと思ったけど、荷物が重くなるので諦める。
  • ホテル近くの雑貨屋で、同じマグカップを発見、他色も。プラナカンっぽいお土産を探すのにも良さそうな面白い店。
    店名:Cat Socrates
    住所:448 Joo Chiat Road(グーグルマップのリンク
  • ホテルの至る所に取り入れられているプラナカン様式の意匠。中でも特に洒落ているなぁと思ったのが客室の照明。
  • 触発されて見に行ったプラナカン博物館。場所はホテルがあるカトン地区ではなく、市内中心部、シティホールの辺り。ホテル近くのバス停から14番バスで。率直な感想としてはちょっと物足りなく。。アジア文明博物館のほうが面白い。個人的に興味があるプラナカンの食文化についての展示をもっと見たいと思いました。

 

★★

中心街や地下鉄駅からも遠いのが難点、と書きましたが、それによって客層にシンガポールリピーターや、旅好きの個人旅行者が多いということになっているかもしれず、だとしたら、やや難のあるロケーションも悪くないことなのかも、と思ったりもしました。

コストパフォーマンスも、ホテル代が高いシンガポールにしてはよくやっているほうだと思います。

(おわり)