キャセイ航空の親会社スワイヤー経営「East Hong Kong」ホテル

中心から外れたエリアだからこそ

ホテル「East」は香港島の中心から少し外れた太古駅に直結。中環(central)から8駅16分。

駅周辺は、観光客が少なく、香港にしては落ち着いた環境の居住エリア。そんなエリアの高層アパート群に隣接しているのでシティービューの部屋↓↓からはこの眺め。隣のアパートが近い! 窓の外を見ると否応なしに「隣人」たちの生活が見えてしまいます。じっと観察するようなことはしませんでしたが、ぱっと上から下まで眺めても、ソファーでTVを見る人、料理中の人、PCに向かう人などの影が。。

この狭いスペースにぎゅっと詰まった生活の臨場感が伝わってきて、香港に住むってこういうことか、という気分に。香港ファンには堪りません。もちろんハーバービューの部屋もあります。夜景もいいですが、昼間もなかなか。こんな眺めのデスクで仕事してみたいものです。

普通の町なら、シティービューの部屋より海が見える部屋の方がいいに決まっていますが、ここ「East」は、シティービューも捨てがたいと感じました。

最上階に行けば完璧な夜景が楽しめるルーフトップバー↓↓。夜景が見えるバーにありがちな過剰なゴージャス感みたいなものが無くて、とてもいいです。客層も、宿泊のビジネス客か、周辺のオフィスワーカーらしい香港人が多く、落ち着いています。これも観光エリアから外れていることのメリット。バーの受付の人に「ちょうど日本旅行から帰ってきたばかりなんですよ」と話しかけられ、東京のことをいろいろ褒めてくれたりしたのですが「こんな凄い眺め、東京にないですよ」と言うと、ちょっと考えてから「バンコクにならあるかも」と言っていました。

でも、このビルの密集度こそが、夜景のキモのように思います。その意味で、バンコクや上海などは劣ります。東京もいい線いきますが、香港の場合、海と山がプラスされるので、本当に唯一無二。

写真を見返しているだけで、すぐにでもまた行きたくなります。

 

「スタイリッシュ」がすごい

「スタイリッシュ」ってよく目にすることはあっても、自分で使うにはちょっと恥ずかしいワードのように感じてしまうのですが、初めてこのホテルに行ったとき、何回もこのワードが頭をよぎりました。

久しぶりの香港で、念入りに下調べをしていたとき、数ある夜景が見えるバーの中で、「SUGAR」の写真を見て絶対に行こうと思いました。

現地で、香港駐在のイタリア人の友人に「このバーに行きたい」と言うと、彼が香港に駐在する前、出張時の常宿にしていたのがこの「East」ということで話も早く、地下鉄で移動。太古駅で降り、地上出口に上がると、すぐホテルの入口。レセプションはこの感じ↑。さっそく「スタイリッシュ」が頭をよぎりました。かなりすっきりしています。

ホテルの従業員は、男性も女性もすべてグレーのスーツ↓↓。ドアマン、レセプション、バーで働く人たちもこれで統一。野暮ったい制服調のスーツでなく、「スタイリッシュな」スーツで、これが格好いい。そのスーツに、足元はコンバースというのが粋。

2基あるエレベーター乗り場の階数表示は、片側が数字、片側が漢数字。裏からのライトで木板に数字が映し出される作り。なんというスタイリッシュ‥‥。

挙げればキリがないのですが、こんなに洒落たホテルのスリッパ、見たことないです。

エレベーターで流れる音楽まで「スタイリッシュ」(←聞けばわかるのですが本当にそうとしか形容できない)。屋上へ行くと、前述のルーフトップバー。これで完全にノックアウトされました。何なの?このホテル、と思い、誰がこういうホテルを作ったのだろうかと旅行後に調べてみると、「スワイヤーズグループ」というキャセイパシフィック航空の親会社が経営。

Wikipediaを見ると、阿片の密輸入を業務の一つとし阿片戦争にも深く関わった貿易商社「ジャーディン・マセソン社」のライバル企業、とあります。つまり、あのへんの時代からの貿易商社で、生半可じゃない大財閥、ということでした。

 

ちょっと癖のあるシャワールーム

そんなスワイヤーグループは、中国本土と香港で4つのホテルを経営(北京「ザ・オポジットハウス」、香港「ザ・アッパーハウス」、成都「ザ・テンプルハウス」)。

この「East」は、その中でビジネスホテルという位置付けのようです。

なので、部屋にはしっかりとしたデスクを完備。

シャワールームの作りにちょっと癖があり、ベッド側とガラス1枚で仕切られているだけなので、シャワー手前の脱衣スペースは、丸見え。

そして、シャワールームのドアも全面ガラス。ちょっと分かりにくい写真ですが、ドアの外からシャワールームの中を撮ったもの↓ 中が丸見え。ターゲットである1人滞在のビジネス客なら問題ありませんが、友人同士などで泊まった場合ちょっと困ると思います。

 

圧巻の「高層アパートビュー」プール

近年すっかり観光スポットの1つとして定着した、シンガポール・マリーナベイサンズのインフィニティプール。

プール端の水際がそのまま景色に溶け込んで見える作りで、インパクトがあります。

でもインパクトで言うと、↓これもなかなかだと思います(クリックで拡大写真に)高層アパート群の合間にぽっかり。クロールの息継ぎのとき、アパートのてっぺんが見えました。上から見た写真↓ プールを屋内か半屋内にしていればもっと客室が増やせたはずですが、そうせず、プールのために狭い香港のスペースを贅沢に使い、この「高層アパートビュー」が実現されたわけです。ビジネス客は昼間から泳いだりしないためか、基本的に空いています。

プールの隣にジムも。そこで走って、プールで泳いで、隣のアパートが肉薄した客室で香港人気分を味わい、夕方にルーフトップバーで一杯。。

旅先でホテル篭りすることはまずないのですが、ここではそんな風にして1日を過ごしました。

 

立地とコストパフォーマンス

  • ホテル名:East(香港東隅酒店)
  • 住所29 Tai Koo Shing Rd, Quarry Bay, 香港 (Googleマップで)
  • 宿泊時期:2016年7月、
         2018年8月
  • 宿泊費:約18000円(シティービュー)
        約24000円(ハーバービュー)

予約サイトの口コミを見ていると「中心地から離れていて多少不便だが、その分リーズナブルな価格」という評価が多いです。ですが、香港島の中心地「中環」から、ホテル直結「太古駅」まで地下鉄で16分。地下鉄は、東京の山手線並み(あるいはそれ以上)に頻繁に来るので、ストレスを感じません。

地下鉄や電車が発達しているアジアの都市でのホテルは、どれだけ中心地に近いかより、どれだけ駅に近いか、のほうが重要な気がします。

にしても、1泊18000円のホテルが「比較的リーズナブルな」ビジネスホテルと見なされてしまう香港のホテルの高さには本当に辟易しますが。。

 

モールだけでなく香港らしいスポットも

ホテル「East」は、地下鉄「太古駅」に直結しているだけでなく、ショッピングモールにも連絡通路があり、外に出ることなく行けます。

ショッピングモールにあまり興味がない人には、少し歩くと香港らしいエリアもあります。例えば、こんなアパート↓地下鉄「太古駅」の出口B(ホテル「East」とは別の出口)から地上へ出ると、英皇道(King’s Road)というトラムの走る通りに出ます。

英皇道(King’s Road)を、隣駅「鰂魚涌(Quarry Bay)」方向へ歩いて行くと、この密集アパートがあります。Googleマップで見ると、だいたいこの辺り

この周辺は映画「トランスフォーマー」の舞台にもなっているらしく、コの字型の密集団地が映画に登場したらしいです↓ 場所はだいたいこの辺り(Googleマップで)。

 

ホテル内「Feast」の朝食は高評価、でも近場で飲茶も可

ホテル内のレストラン「Feast」の朝食は、予約サイトの口コミではなかなかの高評価です。でも、香港に行ったら、「朝飲茶」が自分の中ではどうしても外せなくて調べました。

ホテルから約700m、朝から営業している「鴻星海鮮酒家」← 2016年は平日も朝7時30分から営業していましたが、2018年の再訪時は、10時からに変更していました。営業時間の確認は、香港の食べログ「OpenRice」で。

朝から、地元のおじさん、おばさんたちに紛れて、プーアル茶をすすりながら点心をつまむ。。この時間こそ香港観光のハイライト。ローカル度100%でしたが、オフィス街のビル内にあるので、清潔な店内。

  • 店名:鴻星海鮮酒家
  • 住所, 香港 (google mapで見る)
  • 「OpenRice」(香港の食べログのようなサイト) で見る

ホテルの近くに「朝飲茶」ができる店があるかどうかは、自分にとって最重要事項なので、この条件を満たしてくれたことで、ホテル「East」の最後のパーツも整いました。

すぐにでも再訪したいホテルです。

(おわり)