バル巡りの楽しさに味をしめ、半年後すぐ再訪したマドリード。2回目の今回は、中心街であるソル駅周辺をはずし、サラマンカ地区を拠点としました。
空港からホテルまでは地下鉄を利用
マドリード空港から市内までの交通手段は、
— 地下鉄
— 空港バス
— 鉄道(renfe)
初マドリードのときは、空港バスを利用。分かりやすくていいのですが、宿泊ホテルが終点の「アトーチャ駅」付近でない場合、駅から他の交通手段を使わなくてはいけないのが面倒に感じました。
2回目の今回は拠点を中心部のソル駅周辺からはずし、ブランドショップ街と上品な住宅街からなるサラマンカ地区に。地下鉄4番線「Velázquez」駅から徒歩で行けるホテルだったので、空港から地下鉄を利用。
マドリード空港からサラマンカ地区までの経路
マドリード空港「Aeropuerto T4」駅
(途中3駅)↓↓
「Mar de Cristal」駅で4番線に乗換え
(途中10駅)↓↓
目的地「Velázquez」駅で下車
- 所要時間、約45分
- 運賃は、7,5ユーロ(2018年12月、ICカード代を含む)
- ターミナル1〜3到着の場合は「Aeropuerto T1-T2-T3」という駅を利用
- 路線図は、www.metromadrid.es からダウンロード可能
まず結論として、①空港到着から地下鉄乗り場への動線、②切符の買い方、③地下鉄の乗換え、と総じて分かりやすく、予備知識がなくても何とかなるぐらい。
そして安全性ですが、こういうものを書いている以上「深夜や早朝は避けるのが無難」といった注意喚起も大切かと思いますが、じぶん個人の事例としては「いやな(こわい)感じ」が全くなく、安全な交通機関という印象。
イベリア航空利用だったのでターミナル4に到着。表示は分かりやすく、それに従って進んでいけば、切符売り場へと導かれます。
券売機の画面操作も英語表示に切り替えれば、まずまず分かりやすいです。
切符購入時の留意点としては、初回は、ICカードも一緒に買わなければならないということ。2回目以降はそのカードにチャージして利用。目的駅の頭文字から、駅名を選択するシステム。説明不要なぐらい明快ですが一応。
ホテルの最寄り駅は「Velázquez」なので「V」をタッチすれば一覧表示に。空港から市内「Velázquez」駅までの合計金額は、7,5ユーロ(2018年12月)。
内訳は、
ICカード代 – 2,5ユーロ
運賃 – 2ユーロ
空港乗り入れチャージ – 3ユーロ
空港ターミナル4の地下鉄駅ホーム(↓写真)。空港に乗り入れている地下鉄は8番線。「Mar de Cristal」駅で4番線に乗換え、目的地「Velázquez」駅へ。乗換え表示も分かりやすく問題なし。
地下鉄のホームは、アジア諸都市(香港、シンガ、台北など)に比べれば劣りますが、私が利用した駅は落書きなどもなくまずまず綺麗でした。
拠点としたサラマンカ地区と宿泊ホテル
ソル広場を中心としたマドリードの中心街から北東の方向、レティーロ公園の北に「サラマンカ」という地区があり、ブランド店が連なる通りや、上品な住宅地からなる落ち着いたエリア。
上記地図内、丸で囲んだ「Velázquez」駅までは、空港から地下鉄で約45分(乗換え1回)。駅からホテルまでちょっと歩いただけでこの地区の環境の良さを感じ、すぐ気に入りました。宿泊は、建物内の3フロアだけをホテルにしたタイプ(写真↓)。レセプションも1階ではなく、たしか5階。この、アパートメントタイプの作りのホテル、本来あまり好きではないですが、ここは建物自体が可愛らしく1階にはタグホイヤーのショップ、そして、駅名にもなっている「Calle de Velázquez」という大通りに面していて丁度クリスマスのイルミネーションも見れたりして、とてもよかった(↓部屋からの眺め)
ホテル名:Velázquez 45 by Pillow
宿泊時期:2018年12月
場所:地下鉄4番線「Velázquez」駅から約300m
住所:Calle de Velázquez 45, Madrid 28001(Googleマップで)
宿泊費:54ユーロ(2018年12月上旬、クイーンサイズベッド、バルコニー付)
Booking.com評価:8,9(10点満点)
ロケーションの良さと新しい設備、そしてコストパフォーマンス。口コミ評価が高いのも納得。
レセプション横のロビーエリア(↓写真)IKEAっぽい家具で上手くまとまっている部屋(↓写真)。ソファもちゃんとあってゆったり。バルコニー付の部屋を選択。大通りのクリスマスイルミネーションも見れ、アパートに住んでいるような気分もちょっと味わえました。設備が新しいため、水周りも清潔(↓写真)ここから紹介する店の大半は、このサラマンカ地区から徒歩圏内。観光エリアではないのでガチャガチャした感じがなく、治安も良好、同地区の市場「Mercado de la Paz」ではそれなりに地元民の生活を垣間見ることもできました。
タコ料理専門店を2店
マドリード空港到着は14時頃、サラマンカ地区のホテルには15時過ぎにはチェックイン。チェックイン時間は15時なのですが、部屋の準備にあと30分ぐらいかかると言われました。
だったら、と目星をつけていたタコ料理専門店「La Pulperia de Mila」までホテルから歩けるので、様子を見に行ってみることに。
店名:La Pulperia de Mila
最寄りの地下鉄駅:Retiro(2番線)
住所:Calle de Lagasca 11, Madrid 28001(Googleマップで)
サイト:lapulperiademila.com
スペインの北西部ガリシア地方の名産「Pulpo a la gallega」(タコのガリシア風)。これが目当て。タコ料理専門店なんて日本とスペインぐらいにしかないだろうと思い、この日の夕食も別のタコ料理専門店へ。中心街のソル駅から徒歩数分「La Pulperia de Victoria」。
店名:La Pulperia de Victoria
最寄りの地下鉄駅:Sol(1・2・3番線)
住所:Calle de La Victoria 2, Madrid 28012(Googleマップで)
サイト:www.pulperiadevictoria.com
落ち着いて食事するなら前者の「La Pulperia de Mila」。このタコ料理専門店2店についてはこちら↓に詳しく書きました。
ムール貝の缶詰め
ホテルから150mの距離にスーパー「Carrefour Express」(Googleマップ)があります。何とはなしに缶詰め売り場を見て、びっくりしました。魚介類の缶詰めのバリエーションが半端じゃない。まず、ムール貝の缶詰めというのを初めて見たのですが、5、6社が作っています(↑写真)。
他にも、イワシ缶やサバ缶はもちろん、マテ貝やイカの缶詰めまで。小さめのスーパーだったのに、魚介類大国の日本を凌駕するような缶詰めのラインナップ。
イタリアなんかは海に囲まれている半島国なのに、内陸部では若い人でも魚を食べられない人が結構いたりして、魚介の缶詰めなどは鰯、鯖、ツナ、鮭ぐらいしかありません。
マドリードは、モノが集まる首都とはいえ完全な内陸都市。であるのに、この魚介類の缶詰のバリエーションであるとか、タコ料理専門店があったりだとか、日本人並みの魚介好きなのでしょうか。。今回、印象深かったことの一つ。パッケージデザインからこれを購入。「En salsa gallega」は、ちょっと辛いガルシア風ソースという意味だと思います。
美味しかったらお土産にも買おう、とホテルに戻って実食。ちょっと油っこいですが、手軽なワインのアテなどに良さそう。翌日、3缶購入。日本ではムール貝自体が貴重なので、お土産にはいいと思いました。