ジェラート向けコーン工場から創業「Babbi」
友人宅などでの食事に呼ばれたとき、ワインなどの飲み物を持っていくのがイタリアでも一般的ですが、ワインは選ぶのが難しいので、自分はよく「Babbi」というメーカーのウェハースを持っていきます。
「Babbi」は、むかし長友選手が所属していたチェゼーナ(エミリアロマーニャ州)の近くで創業。もとはジェラート向けのコーンを作る工場だったそうですが、いまでは高品質なウェハースやチョコレートを作るスイーツメーカーとして、日本にも進出しています。
プレミアムなウェハース、、とは
ウェハースというと、昔から日本で売っている「麦ふぁー」という商品を思い出します。軽くて食べやすく、子供向けのお菓子という印象があります。
高級とかプレミアムなウェハースというのはあまり聞いたことなく、例えば日本のデパ地下でも、立派な缶に入った「いいクッキー」はありますが「いいウェハース」というのはないように思います。
でも、この「Babbi」のウェハースを食べてみると、ウェハースにも「プレミアム」というカテゴリーが存在することが理解できます。
チェゼーナ、ラヴェンナ、リミニなど、ロマーニャ地方の街々を描いたレトロな缶。
ふたを開けると、薄いウェハースがぎっしり↓。 バニラクリームとヘーゼルナッツの2種類。いかにも丁寧に作られているのが分かる繊細さ。食感は、噛まなくても溶けてしまうぐらい軽いですが、クリームは濃厚。特にヘーゼルナッツは、日本ではそのまま食べることが多いですが、イタリアではヘーゼルナッツ(Nocciolaという)味のジェラートやクリームがポピュラーで、どれも濃厚で美味しい。
誰が食べても美味しい
イタリアの人は、老若男女みんなジェラートが好きですが、この「Babbi」のウェハースも嫌いな人はまずいないと思います。
いい素材を使って、丁寧に作られているのが分かるプレミアム感。なので、値段もプレミアム。
缶のサイズがいくつかありますが、この1番小さい缶↓で、ちょうど iPhone SEと同じ大きさ。高さは、幅が約2cmのウェハースが1段入るだけ。結構小さいです。これで、9,9ユーロ。
食べてみれば誰でもおいしいと思うはずですが、やはり日常的に1000円以上するウェハースを買うことはまぁないでしょうから、だからこそ手土産にぴったりだと思います。
わざわざ自分では買わないけれど、確実に美味しいから、もらったら嬉しい。そんな菓子です。
松屋銀座などでも取り扱い
Babbiの公式サイトに日本語ページもあって、それによると、
- 松屋銀座
- ららぽーとTOKYO-BAY
- 阪急梅田店
- 丸井今井札幌店
に店舗があるようです。公式サイト内にオンラインストアもあり、ウェハースも売っていますが、缶のデザインはロマーニャ地方の街々ではなく、これ↓
ですので、デパートの店舗にあるのも、このデザインの缶かもしれません。オンラインストアには、ヘーゼルナッツ(nocciola)味はなく、ピスタチオとバニラ。
イタリアで購入するには
普通のスーパーには売っていません。ちょっと高級な食材や菓子類を売っている店、ケーキ屋(pasticceria)に時々売っています。
Babbi公式サイト内のこのページから店を検索可能。
私は、ボローニャのこの店で買いました。
- 店名:Bottega del Caffè
- 住所:Via degli Orefici 6, 40124 Bologna (google mapで)
(おわり)