- 800年以上の歴史があり、現存する世界最古の薬局
- メディチ家の先祖は薬種問屋で、medicine(薬)の語源という説もあるが、そのメディチ家の御用達だった
- オーデコロンは、この薬局の香水のレシピをもとにコローニア(ケルン)で作られたのが起源
- 「ハンニバル」レクター博士が、クラリス捜査官にプレゼントしたのはこの薬局の石鹸
軽く調べるだけでも話のネタになりそうな逸話がこれだけ出てくるのが、フィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」です。
今でも「薬局」という名前を冠していますが、薬草を調合した薬剤販売から始まり香水を作るなどして発展していった歴史を持ち、現在では大半の商品がコスメ関係。
- 店名:Officina Profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella
- 住所:Via della Scala, 16, 50123 Firenze
ガイドブックにももちろん掲載されている有名店で、美術館のような店内に入ると日本人や韓国人を多く見かけます。日本市場にも本格的に進出しており、13の直営店。
一般男性が普段使うスキンケア用品とは・・
かれこれ5年近く、帰国時は毎回のように、ここのコスメ類を各種頼まれてきましたが、フェイシャル用のクリーム「Crema F」と「Crema di polline」が評判がいいようです。
この薬局について検索すると、女性コスメや女性ファッション関連のサイトが出てきて、メンズは完全に蚊帳の外といった感がありますが、男性が使うのもあり、と思うのがここの化粧水です。自分も3年ぐらい使っています
- 商品名:TONICO PER LA PELLE(化粧水)
そもそも、男同士ではスキンケア用品などが、話題にのぼることがありません。おそらく誰でも使っていそうなものは、洗顔料、洗顔後につける化粧水or乳液、シェービーングアフターローション、といったところでしょう。たぶん。
男がスキンケア用品に出せる値段
そんな話をしないので実情は分からないのですが、男性でも洗顔後には何かつけている or つけたほうがいいだろうなと感じている人が多いと思うので、であれば、フィレンツェへ行った際は、この化粧水を購入して試してみる価値はあると思います。
かくいう自分も、2000円程度の乳液を使っていたのですが、日本に帰国し実家からこの化粧水を頼まれたので持ち帰り、自分も試しに使ってみたら、すぐに良さがわかりました。
紋切り型のレビューのようですが、肌にすぐ馴染んでみずみずしく、ベタつかなくて、何しろ香りがいい。冒頭に書いた通り、オーデコロンの起源のレシピを持っているほどの薬局なので、香りは、素人(?)でもその上品さがわかります。
ただ、日本の直営店では、6200円+税(250ml)。いくら高品質でも、男性でスキンケア用品に6000円超出す人は多くはないと思います。自分も予算外です。
イタリア現地価格では、32ユーロ。自分の場合、ほぼ毎日使って、2カ月ぐらいもちます。
フィレンツェ以外でも買えます
ミラノ、ジェノバ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ローマなどにも取り扱い店があります。公式サイトからチェックを。
(おわり)