フィレンツェのソウル&ストリートフード「ランプレドット」、についてです。
ランプレドットは、モツ煮が挟み込まれたパニーノ。以前、フィレンツェを観光していて通りかかった屋台(店名:POLLINI、住所:Via dei Macci 126)で初めてこれを食べました。一般的なパニーノは、パンにただ生ハムやチーズを挟むだけで、作り置きにして売っているようなバールもあります。その「やっつけ感」に比べ、このランプレドットは職人たちが丁寧に作っているのがとても印象的でした
オンライン新聞「Firenze Today」の読者投票
このランプレドット、市内にいくつかある屋台(キオスコ)のほか、店舗で出しているところもあり、「Firenze Today」というオンライン新聞で、読者投票による「ランプレドット・ベスト10」という企画をやっていました。
記事の日付は2018年12月。
今回(2019年2月)フィレンツェに行く機会があったので、ベスト10入りしたうちの3店を見に行ってみました。ボリュームがあるので実食したのは1店。
この3店は200mぐらいの距離内にあるので見比べてから決めることもできます。そして、ドゥオモからも徒歩5分ぐらい。
店の名前:Sogni e Sapori
FirenzeToday読者投票:4位
住所:Via dei Cimatori 22, Firenze 50122(Googleマップで)
Facebook: www.facebook.com/sogniesaporiavocaderia/
外に出ているメニューを見ていたら、中から店主がわざわざ出てきて説明してくれ、感じがよかったので、ここで食べることにしました。広くはありませんが、さっぱりしていて清潔な店内。迷わずランプレドットを注文すると、ソースが結構辛いけど大丈夫?と聞かれました。ワインは樽からセルフで注ぐようになっていますが、ランプレドットと一緒にちゃんとしたワイングラスで持ってきてくれました。ソースは確かに辛かったですが、モツの味付けはあっさりしています。私は、日本のモツ鍋は好きですが、モツ自体はそんなに進んで食べるわけではなく、あの食感にしてもそんなに好みではありません。
ランプレドットのモツも、ぷにゅっとした食感は似ていますが、細かく刻んであるためか、噛み切れないようなことはありません。
この「具」だけ食べたら割と味気ないように思います。モツ&辛ソース&パン、そして赤ワイン。全部揃ってこそ、という気がします。
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店の名前:L’antico Trippaio
FirenzeToday読者投票:3位
住所:, Firenze 50122(Googleマップで)
ホームページ:www.lanticotrippaio.com
でも、おそらく半分以上は地元客。通りかかったのは16時30分頃でしたが、その中途半端な時間でも結構賑わっていて、人気が窺えます。
ホームページがしっかりしていて、メニューの写真も載っているので「予習」も可能。長ネギ入りランプレドット(Lampredotto ai Porri)なんていうのもあって興味深いです。
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店の名前:i’Covo de’ Ghiotti
FirenzeToday読者投票:2位
住所:(Googleマップで)
店内にはテーブルが4〜5つ。小さめのテーブルで、レストランというわけではありませんが、サラミやチーズの盛合わせとワインで軽く食事、という使い方もできそう。
最初はここのランプレドットを食べようと思っていたのですが、外からのぞくとほぼ満席(日曜日の16時頃)だったので、あきらめました。
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ここで紹介した3店は、オンライン新聞「Firenze Today」読者投票によるランプレドット店ランキング2、3、4位の実力店。ドゥオモからも徒歩5分と利用しやすいです。
留意点としては、これはイタリアの個人店舗全般に言えることですが、営業時間がはっきりしないこと。
「L’antico Trippaio」は屋台なのにホームページもしっかりしていて営業時間もちゃんと書いてありましたが、残り2店は定休日の情報すらwebでは見つけられませんでした(私が行った日曜日は開いていました)。
実食した「L’antico Trippaio」では、店の名刺をもらったのですが、その名刺にも営業時間と休業日の記述がありませんでした。。
(おわり)