【ベネツィア】自選・世界一美しいスーパーマーケット

ヴェネツィアの街はどこを切り取っても美しく、スーパーマーケットもそれに溶けこみ過ぎていて普通に歩いていたら気がつかないような歴史的な建築物の中にあったりします。

ヴェネツィアだけでなくイタリアの都市の旧市街では、15〜16世紀の建物が今も使われているのがザラですが、自分で勝手に「世界一美しい」と思っているヴェネツィアのこのスーパー(↑写真)は、調べてみると意外に新しく、1915年に劇場(Teatro)として建てられ → 映画館 → 大学の事務所 → スーパーマーケット、と時代によって色々な使われた方をしたようです。

スーパーの名前:DESPAR
場所:ヴェネツィア駅から800m
住所:Cannaregio nn.1939-1952, Campiello de l’Anconeta 30121 Venezia(Googleマップで

古い建築物が以前どう使われていたのか分かったほうが年季が感じられるためか、以前郵便局の建物だったらしいミラノのスターバックス リザーブ ロースタリーなんかも、「Poste」と大きく書かれたまま残してあります。

 

劇場の面影が残る店内

スーパーの名前は「DESPAR」でイタリア系でなく本部はアムステルダム。入口に書かれている営業時間。「毎日営業」とありますが、イタリアの場合堂々と書かれていても平気で変わっていたりするので注意が必要(Googleで調べると21時30分閉店となっていた)

入口。両脇に2階の観覧席に上る階段があります。奥行きがあって天井が高い。天井や壁の装飾がスーパー離れしています。壁画もすごい。隅の方から全体を見てみると、劇場らしい空間。2階の観覧席も残っていますが、売り場としては使われていません。スーパーの規模としては中型ぐらいで、生鮮食品も売っています。一番奥が惣菜&ハム類売り場。私はベネツィアの郷土料理・イワシの南蛮漬け「sarde in saor」がかなり好きで、この日もバールで食べたのですが物足りなく、つい買ってしまいました。

世界一美しい○○、というと本屋とか図書館とかがしっくりきますが、このスーパーに入ったとき、「世界一美しい」というワードが頭によぎりました。このスーパーに普通に買い物にきている地元の人が顔を上げて壁画を見たりしないのは当然ですが、観光客もこのスーパーとしてあり得ない空間に気をとめている人はあまりいないようで、写真を撮っている人も見ませんでした。

(おわり)