【モデナ】ブランドの革製品 vs 工房の職人製品「Vacchetta Grassa」

Zegnaのベルト vs 革製品工房のベルト

よく、イタリアのブランド製品を、日本から頼まれて、値段をチェックしたり、買いに行ったりすることがあります。

以前、「Zegna」のリバーシブルの革ベルトを友人に頼まれました。日本の百貨店で実物をチェック済みで、同じものがイタリアにあったら買ってきてほしい、ということでした。

2016年の話ですが、この商品↓(Zegna公式HPより)税込みで、3万7800円。確かにかっこいいですが、ベルトにしてはなかなかの価格。で、「Zegna」のイタリア語サイト↓↓をチェックしてみると、195ユーロ。この時点で、ざっと1万円ぐらいの価格差があります。

このことをメールに書いて、頼んできた友人に返信する時、余計なお世話ながら、モデナという街の革製品工房のベルトの写真↓↓も「参考までに」と添付しました。

リバーシブルではありませんが、1本55ユーロなので、2本買っても、「Zegna」のリバーシブルベルト(195ユーロ)より、1万円近く安いということになります。

写真を見た友人は好反応だったので、とりあえず、黒のベルトだけ買って帰ることなりました。後日「次回は茶色も」と頼まれました。結果的に、リバーシブルではなく2本のベルトになりましたが、手前味噌ながら、いい買い物になったと思います。

詳しい人が見れば、「Zegna」の195ユーロのベルトの革と、革製品工房の55ユーロのベルトの革とでは、それ相応の違いがあるのかもしれません。

でも、自分などには、ほぼ全く違いが分かりません。ここの工房のベルトを4年ぐらい前から使っているので、十分に丈夫でもあると言えます。

この「Zegna」のベルトの場合、ただ「ブランド料」のようなもので高いのでは?とさえ思ってしまいます。

同じ革製品でも、例えば財布なら、ブランドのロゴを重要視して買う人がいるのは理解できますが、こういったシンプルなベルトの場合、わざわざブランド製品を選ばなくても、同じぐらい質の高い良いものがあるはずです。

 

モデナ・職人の革製品工房「La Vacchetta Grassa」

「Zegna」のベルトのかわりに友人に勧めた、革製品の工房は、モデナという町にあります。

店構えと、2階にある工房(公式HPより)↓。比較的小さい店ですが、ベルト、サイフ、鞄、サンダルと革製品が豊富に揃っています。以前、ここで買い物をしたとき、職人の1人と話す機会があったのですが「職人の技術だけでは不十分で、いかにモードを取り入れるかが難しくて、これができる職人が少ない」というようなことを言っていました。

実際、オーソドックスな革製品だけでなく、ヘビ皮を使ったけっこう「尖がった」デザインのものも目を引きます。

「職人の工房」というと、ちょっと素朴すぎる、野暮ったい感じ(それはそれでまた味があるのですが)になることもあると思うのですが、この店はとにかくかっこいい。

この店舗を丸ごと日本に移管して、青山あたりにでも出したら滅茶苦茶売れるだろうな、というようなお洒落な店です。

 

自分が使っている「La Vacchetta Grassa」の製品

  • カジュアル向けのベルト2本
  • 小銭入れ

幅4cmのベルトは黒と茶を1本ずつ。バックルのシルバーがぴかぴかしていなくて、太さも丁度いいです。自分的には、この2本があれば、もう他にベルトは要らないぐらい。スーツなどフォーマルな格好以外なら、いつでもこれをつけています。1本40ユーロ。あり得ない値段です。

革の質感はこんな感じ↓。店のロゴの刻印も。

そして小銭入れ↓。これは2年ぐらい前から使っています。38ユーロでした。

で、今ちょっと狙っているのが、長財布。いま使っている財布が疲れてきたら、これを視野に入れています。内側の革が明るい色になっているのがとてもいいです。公式サイトでも同商品を販売していますが、店頭価格のほうが安くなっていて、150ユーロ(2017年2月時点)。

 

革製品はフィレンツェ、、だけではない

「日本で買うと値段が張るものをこんなに手頃に買えた」とほくほくするのが、海外旅行での買い物の醍醐味ですが、イタリアの革製品は、最もその「高低差」がある物の1つだと思います。

イタリアの革製品というとフィレンツェが有名ですが、もしエミリアロマーニャ州に立ち寄ることがあって、革製品の購入を考えているのであれば、行ってみる価値がある店だと自信を持って言えます。

この店があるモデナという町は、ボローニャから各駅電車で約25分。美食どころでもあるので、

グルメも楽しめる街です。

(おわり)