赤ワインが苦手な人にも飲みやすい発砲の軽い飲み口「ランブルスコ」




珍しい赤のスパークリング

ランブルスコ(lambrusco)
種別:スパークリングの赤ワイン
度数:11%前後
産地:モデナ、レッジョエミリア(生ハムやパルミジャーノチーズで有名なパルマや、欧州最古の大学があるボローニャの近く)
価格:4〜6ユーロ(現地スーパーでの値段)

日本から友人が来て食事に行くときは必ずこれを注文。まず赤の発砲であることにちょっと驚くが、その飲みやすさに最後はいつも気に入ってもらえる。現地の名物ラザーニャ、ボロネーゼミートソース(ラグ)などの濃くがっちりとした料理に、発砲の軽い飲み口がとにかく合う。

乱暴に言えばグレープジュースのような飲みやすさで、普段ワインを飲まない人や特に赤が苦手という人でもこれならまずいけると思います。アルコール度数も11%前後で、普通の赤ワインより1〜2%低い。実際13%のワインを飲むと酔いが早くまわる気がするので、決して少ない違いではない。

スーパーで4ユーロから

ボローニャ、パルマ、モデナ、フェッラーラ、マントヴァなど、エミリアロマーニャ州のレストランだったら(マントヴァはロンバルディア州)まず置いてある。この地方のスーパーなら、少なくとも1、2種類の銘柄は見つかる。同じワイナリーで同ラベルのランブルスコでも「甘口(amabile)」と「辛口(secco)」の2種類ある場合もあるが、甘さ控えめが好きな日本人には辛口のほうが合う。

値段も優秀。スーパーで買えば4〜6ユーロで、下記に紹介するお勧めランブルスコもこの価格帯。レストランで頼んでも、ボトルで10〜15ユーロ。おそらく昔から、庶民に親しまれた「安酒」だったのではないかと勝手に想像。

ランブルスコ個人的Best3

ランブルスコの一番の生産地は、モデナという街。フェラーリ本社とバルサミコ酢、パバロッティの出生地として知られる。この街だったら、レストランでもスーパーでも、3〜4種類以上のワイナリーのランブルスコを揃えている。個人的ベスト3は、

  1. Pra di Bosso
  2. Campanone
  3. Vecchia Modena Nero

もし、レッジョエミリアかモデナに行く機会があれば、スーパー等で探してみてください。ボローニャで見つけるのは難しいかも。。

最後に、イタリアのオートクチュールブランドで働くイタリア人から聞いた話。世界中の富豪を顧客に持ち、彼らがイタリアを訪れた時は接待することもあるその友人。連れて行くのは毎回高級レストラン。イタリアを何度も訪れ、一通りの美食をやり散らかしたというある顧客に「今日のワインは君が選んでくれ」と頼まれた。彼は「では、とっておきのお勧めを」とランブルスコを選んだら、えらく気に入ってもらえたということです。