イタリア国営放送の受信料




100ユーロUPの光熱費明細が届く

ガス・電気・水道の光熱費の支払い用紙は、2か月に1回まとめて送られてくるが、今回は請求額が通常より100ユーロぐらい高い。明細を見てみると、消費量は大体いつも通りだが、「RAI」の支払いが加算されている。

「RAI」というのは国営放送局で、NHK同様、受信料を徴収している。その支払い用紙は、これまでは、RAIから直接送られてきていたが、無視して払わない人が多いため、今年から公共料金の明細にねじ込まれることになった。

光熱費の支払いは、さすがに無視できないため、受信料も強制的に払うことになる。自分の場合、マジメに受信料を払ってきたので問題なかったが、ある友人の場合は。。

 テレビを所有していない家庭の場合

NHKの場合、番組が視聴可能なパソコンを所有している場合も受信契約の対象になるようだが、RAIの場合、テレビが無くて、パソコン、タブレット、スマートホンのみの所有者は受信料を支払わなくてよい。これは公式見解。

で、友人の家には本当にテレビがなく、オフィシャルに受信料を払ってこなかった。そんな彼の家にも、100ユーロ上乗せされた光熱費明細が届く。

ネットで調べてみると、受信料にあたる100ユーロは払わずに光熱費だけ支払う方法が一応あるらしい。

 泣き寝入り

最終的に、どうしたか。彼は「大人しく」払わなくてもいい100ユーロを支払った。

曰く「手続きをすれば100ユーロ戻ってくるらしいけど、その手続きのための各種書類だの、どこかの窓口に並ぶ手間だの、そんなことで時間を無駄にする気はない。まぁいい機会だから、これを機にテレビを買ってみるかな」とポジティブ。

この気持ち、よぉくわかります。この種の手続きがスムーズに進むはずがなく、手続きの過程で受けることが予想される対応のいい加減さ、不愉快さを考えると、もし自分でも同じようにしたかもしれない。

今でこそ、遅延時の一部払い戻しがオンラインで申請できるようになったイタリア鉄道も、ちょっと前までは、払い戻しのために駅の窓口(いつも絶望的な長蛇の列)に並ばなくてはならず、その面倒さから手続きをする人の方が少なかったとか。

あり得ないことも起こり得る?

彼が心配しているのは別のことで、これまで、テレビを所有していなかったからオフィシャルに受信料を払わなかったわけだが、今回払ったことによって「今年受信料を払ったんだから、テレビを所有しているということですね? ではこれまで何故払ってこなかった?」という無茶苦茶な理論でもって、これまでの分も請求されたりすること。

これ、笑い話のようですが、イタリアの場合、実際に起きてもおかしくないと思います。