イタリア最新マスク事情

3月10日に施行された移動・外出制限から約2週間後、スーパーへ買い出しに行ったとき。

店員はみんなマスクを着用していましたが、店内のお客さんや、道を歩く人の着用率は約7〜8割といったところでした。

その時期(3月末)は1日の犠牲者が600〜900人で、スーパーへ行くだけでもピリピリしました。

イタリア語でやっているツイッターにその時の買い出しのことを書いたら、こんなリプライが。

自分も、買い物に行く前の日は「あした、行かなきゃ。いやだな」と思ってよく眠れないぐらい。。でも、あなたは何故マスクするの? 咳とかの症状があるの?

マスクは病気の人がするもの。

たった2か月半ぐらい前のことですが、この頃でもまだ多くのイタリア人がおおよそこんな認識だったようにと思います。

 

密閉空間ではマスク着用が義務に

5月4日から、制限が段階的に緩和されていく「フェーズ2」が始まりましたが、いろいろな新ルールができました。

小売店や飲食店の店内、電車やバスの中ではマスク着用が義務化。

そして、ゴシップ雑誌の付録にマスクがついてきたり、(雑誌「oggi」5月21日号)

スーパー「COOP(生協)」が自社ブランドでマスクの販売を始めたり。。やや隔世の感。。

 

法定価格1枚0,5ユーロ

マスクは法律で1枚0,5ユーロと決められました。

私は、スーパーの宅配サービスを利用し続けているのですが、COOP(生協)では5月末ぐらいから自社ブランドでマスクも売り始めたので試しに買ってみました。使い捨て10枚入りで1パック、5ユーロ。ちゃんと法定価格通り。1枚ずつ包装されているのがいいです。

品薄などにはなっておらず、買おうと思えば2パックでも。(いま品薄なのは使い捨てのゴム手袋)中国語の検査証みたいなのが入っていたので中国製。EUの安全基準をクリアした証明の「CE」マークはちゃんと付いています。実際に使ってみても結構しっかりしている感じがするので、普段使いはしばらくの間これでいこうと思っています。

 

コンテ首相のマスク

欧米でマスク着用の習慣がなかったことの理由の一つに、美的見地の面もあるようです。洋服に白マスクというのが医者とか患者に見えて好かないという。

今のところ「マスク先進国」日本のほうが、素材にしても、デザインにしてもかなり先を行っています。しかしそのほとんどが女性用マスクの話で、男性用の洒落たマスクというのはあまり話題になっていないように感じます。

で、イタリアのコンテ首相。おしゃれとかどうとかより、身だしなみとしてちゃんと意識して色を選んでいるというのが分かります。さすが、です。

おそらく、美意識として、紺色スーツ&白マスクは「なし」だったのでしょう。

イタリアの国旗が小さくワンポイントで入っているのもかっこいいです。

 

マスクしたふり

靴屋で店員として働いている知り合いに「どう?みんなルール守っている?」と聞くと、「いろいろ大変。。マスクしたふりの人もいたり。。」と言っていました。マスクしたふり、というのは例えば↑こんな風に顎のあたりまで下ろしてしまう状態。町を歩いていてもたしかに結構います。

これから暑くなっていくとこういう人がもっと増えそうだし、日本のように清涼素材マスクみたいなのものが出そうな気配はないし、、、心配です。

(おわり)