経済活動が段階的に再開していっていますが(フェーズ2と呼ばれている)、自主的に外出自粛を継続中。
新規感染者+642人、死亡者+156人、回復者+2278人
ロンバルディア州 新規感染者+316人、死亡者+65人
ピエモンテ州 新規感染者+105人、死亡者+24人
エミリアロマーニャ州 新規感染者+53人、死亡者+17人
ヴェネト州 新規感染者+8人、死亡者+9人
軽いPTSD状態(?)なのか、スーパーの人だかりはまだハードルが高く、早朝散歩から「リハビリ」を開始。
2か月の外出制限で体のバイオリズムが狂い、朝4〜5時起きになってしまい、いつも5時半ぐらいから散歩。誰もいない広場を歩けて気持ちいい。
歩きながら、営業時間前の店内をじっくり覗いたり、張り紙を読んだりしていると、少しずつ「新生活様式」が始まっているのが分かります。
QRコードで注文するレストラン
一番感心したのは、近所に去年オープンした「ピンサ」専門のレストラン。
ピンサは、ローマ発祥、小ぶりなピザのような食べ物(写真↓はローマのピンサ専門店)
自宅近くのピンサ専門店の前を今朝通ってみると、、巨大なQRコードが。これ自体は珍しくありません。
貼ってあった説明によると、このQRコードを読み込むと同店のメニューのページへ飛び、そこでピンサのサイズやトッピングを選んで注文。
つまり店内に入って自由にテーブルに座り、タッチパネル替わりに自分のスマホで注文をするということ。
もちろん会計もスマホ経由なので、店員は客にほとんど接触する必要がないわけです。
店に入るときは手袋着用?
洋服店などの小売店も営業再開。
基本ルールは、入口に消毒液の設置を義務付け、店内では店員も客も必ずマスク着用。まぁこれは今どき世界中どこでもやっていることですが、こちらで特徴的なのは手袋の着用。
自分もまだよく分かっていないのですが、大型店やスーパーなどでは入口でビニール素材の使い捨て手袋が設置されている、という話を聞きました。
そして、この日の散歩中にH&Mの前を通りかかると、そのビニール手袋が店の前に散乱。。
開店前の店内を清掃員の方が掃除をしているところで、私がこれを写真におさめていると、「これは、ひどいよねぇ」と言っていました。
EUでは近年、脱プラスチックにかなり力を入れているようで、たしか去年ぐらいからレジ袋にビニール素材の使用が禁止され、有機資源原料の素材に切り替わりました。
でも、このコロナ渦でまたビニール素材の使用が増えてしまいそう。
バール入店時のルール
近所のごく一般的なバール。
- 入店時はマスク着用
- 人との距離を1m保つ
- 消毒液で手を消毒
- テーブルに座っているときはマスクを外してもよいが、席を立って店内を移動するときはマスク着用(トイレに行く時や、会計するとき)
- グループの構成員がみな家族の場合、距離をとらなくもよい
テーブル同士も十分に間隔をとって設置し直されています。個人的には、まだ飲食店へ行く勇気はありません。当分先のことになりそう。
マスク着用のマネキン
イタリアの洋服店のショーウィンドウはセンスの競い合いといった感があり、かなり気合いを入れて凝ったディスプレイを施していていつも感心します。
マスクを取り入れたディスプレイを期待していましたが、見つけたのは2店舗。
まだ「さすがイタリア」といった感じのセンス溢れるマスクファッションではありません。
このあたりは今のところまだマスク先進国である日本のほうが先を行っているようです。
そのうち、有名ブランドのマスクとかも出てくるのかも。
(おわり)