【8月15日 雑記】イタリア、欧州では感染者数が少ないほうの国に

2020年8月11日、全国紙コッリエレデッラセーラに、10万人あたりの感染者数が掲載されていました。直近2週間のデータ。

(corriere.it より)


ハンガリー:2,5人
フィンランド:3,5人
ラトビア:3,7人
ノルウェー:7,2人

に次いで、

イタリア:7,4人

このデータだけ見れば、いまやコロナ対策優等国かのようです。日本のメディアでよく引き合いにでるドイツですら「12,9人」。

封鎖解除の5月4日からこの3か月、イタリアだけが特別に厳しい対策を講じてきたわけではありません。

ドイツ、フランス、スペインなど国はほぼだいたい同じような流れで、制限を段階的に解除してきました。

あの悪夢を経験してイタリア人の危機意識が上がったか? 多少はあると思います。少なくとも屋内や公共交通機関内でのマスク着用は徹底され、このルールを守らない人は個人的にもほとんど見ていません。

でも、繁華街のバールなどでの「密」はたびたび問題視されているし、他国と同じようにところどころでクラスターも起きています。

であるのに周辺国と比べるとかなり優秀な数字。特にスペインと10倍もの差が出ていることなどは全くわけが分かりません(伊:7,4人 西:75,8人)

 

今年もしっかりバカンスをとるイタリア人

5月、6月と感染者数グラフは下がり続け、ロックダウン中は「さすがに今年は無理」と思われていた海での夏休みも、6月に入ったあたりから「大丈夫なのでは?」という空気に。

7月9日、悪夢の象徴みたいになっているベルガモの病院で、137日ぶりに集中治療室の患者がゼロ。

7月20日、感染拡大の中心、ロンバルディア州の死亡者数が5か月ぶりのゼロ。

もともと日が長くなる夏は生活スタイルが一変し外に繰り出す人が増えますが、7月に入ったあたりから、例年並みといかないまでも町がかなり賑わってきました。

そして8月。3月、4月の外出制限中、飲食店や小売店はもちろんほとんどの企業が大ダメージを受けたわけで、それをとり戻すために今年は夏休み返上!となってもおかしくなさそうなものですが(←日本人の感覚?)、結局なんだかんだ皆バカンスをとっているようです。

町を歩いていると、飲食店や小売店には夏休み期間を書いた紙が貼りだされているのですが、私の印象ではほぼ平年どおり2週間とっています。

いつもより短い1週間にしている店もちらほら見かけます。

「夏休み返上!」の店は、自分の近所では、パン屋1軒、ピザ屋1軒、そしてZARAなど、グローバルチェーンのアパレルだけでした(ZARAとかは平年も無休かもしれません)



ひるがえって日本

ずっと後になって自分で読み返すときのために、この時期の「感じ」を書き残しておきたく。

7月2日に東京が緊急事態宣言解除後はじめて100人超の感染者を出したあたりから、為す術なく、歯止めも効かず、どんどん「グダグダ」になっていった印象。

そして、Gotoキャンペーンで決定的な「もう無茶苦茶」感。
(各地で感染者増のなか前倒しスタート → 東京除外 → 後に大阪や福岡も東京並みの数値になるも除外されず  )

東京の人は、お盆の里帰りも夏休みの国内旅行もできないわけで、少なくとも国内ビーチでの夏休みには漕ぎ着けたイタリアより悲惨な状況かもしれません。

もう東京はどうしようない、という感じになっていますが、数字としてどうなのか、冒頭の欧州のデータのように10万人あたりの感染者数を調べてみました。

「もうどうしようもない感」がすごい東京でも、14,62人。

対コロナ成功国としてよくメディアにとりあげられるドイツが、12,9人。

欧州は、7月28日〜8月10日の2週間のデータ、
日本は、8月7日〜13日の1週間のデータ。

この数字をどう捉えたらいいのか。。もう、ますますわけが分からなくなってしまいました。

(おわり)