日本通イタリア人 (外国人) を観光案内。どこに連れて行けばいいのか

毎年、イタリアの休暇である夏休みとクリスマスに日本に帰国しているため、自分が日本にいる時は、だいたい友人か知り合いのイタリア人が日本へ旅行に来ている。

たいてい、半日ぐらい東京観光に付き合ってあげたり、夕食をどこかへ連れて行ってあげるぐらいだが、イタリアで世話になっている人が来た場合は、結構プランを練って案内している。

日本観光リピーターを満足させるには?

ステファノは、日本に何回も来たことがある「上級者」。イタリアでかなり世話になっているので、1週間ぐらい付きっきりでアテンド。

一通りのことは既に経験済みのリピーターを満足させられるように「振り幅」を利かせたいと考えた。相撲や歌舞伎などの伝統文化だけでなく、日本人的には誰もが利用したり馴染みがあるものではないのに、外国人にはその特異性からよく知られているものが結構ある。

例えば、カプセルホテル。女性の場合、利用したことがない人の方が多いぐらいだが、外国人には知名度が高く、日本人は一般的に使っていると思っている人も多い。

自分の国にはない、ちょっと奇妙なもの、異様なものに外国人は興味を惹かれるので、普段自分にはあまり馴染みがなくても、外国人には奇異に映るだろうな、というものを見せてあげると、やはり面白がってくれる。

振り幅を利かせる

ステファノは音楽関係の仕事をしているので、エンタメとしての歌舞伎を見たいというリクエスト。それだけではつまらないので振り幅として、日本独特のエンタメとしての「アイドルカルチャー」を、ということでAKBの東京ドームコンサートも鑑賞。

村上春樹ファンでもあるので、小説家になろうと思い立ったという神宮球場のデーゲームを観戦。それだけではつまらないので、もっとコアなスポーツとして、競輪を見に川崎へ。イタリアでは自転車レースは日本のマラソンぐらいの人気があり、趣味で本格的ロードサイクリングをしている人も多い。

神保町の古本屋を冷やかして純喫茶で休憩。その振り幅として、別の日は、サブカル、オタクキャッスルの中野ブロードウェイを探索し、メイド喫茶も体験。

こんな感じで、いろいろな両極端を見てもらった。他にも、

  • 北千住の串揚げ立ち飲み←→高級寿司店でおまかせ
  • 江戸東京博物館 ←→ ジブリ美術館、藤子・F・不二雄ミュージアム
  • 近未来的フォルムの新幹線←→ローカルな江ノ電

旅程

大雑把な旅程はこんな感じ。

  • 1日目 新幹線で仙台 → 震災の復興を見るために女川町へ。イタリアのエミリア地方でも食べる牛タンを賞味。ボローニャでは「ボッリート ミスト」という茹で肉として食べるので、焼き牛タンは初めて、とのこと。
  • 2日目 藤子・F・不二雄ミュージアム。最寄りの登戸駅でお好み焼きを昼食に。その後、南武線で川崎へ向かい、川崎ケイリンを観戦。
  • 3日目 大相撲藤沢巡業。体育館の外には、売店に買いに来たりする力士が結構いて、一緒に写真を撮ってもらいやすい。その後、藤沢から江ノ電で鎌倉へ。
  • 4日目 神宮球場でヤクルトVS横浜。夜、荒木町の鮨屋。
  • 5日目 中野ブロードウェイ → 三鷹ジブリ美術館 → 吉祥寺「いせや」